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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 昆虫成分を含む食品の選択に影響を与える属性とは?? |
| 中山 大樹 近畿大学 産業理工学部 学生 |
| 発行 : |
| 分類:U24ポスターセッション |
| 報告要旨 : 本研究は、近未来に訪れることが予想されるタンパク質の供給不足が実際に起こったときに、消費者が昆虫成分が含まれた食品を選択するときに重視する属性の重要度を検証している。具体的には、価格、ブランド、昆虫成分の含有率、国の認証の有無の4属性を組み合わせた商品を選択してもらい、その属性がどのように消費者の商品選択に影響を与えているのか、探索的因子分析と選択型コンジョイント分析を用いて明らかにした。ミレニアル世代の男女111名を対象としたアンケート調査を分析した結果、ブランド、国の認証の有無は商品選択に正の影響を与え、昆虫成分の含有率は負の影響を与えることが明らかとなった。また、国の認証の有無とブランド、各々の昆虫成分の含有率との交差項についてはそれぞれ有意ではなく、購買意図を高めることはできないことが明らかとなった。加えて、探索的因子分析によって得られた「昆虫への受容度」という因子を鑑みると、昆虫成分の含有率も商品選択に正の影響を与えることが明らかとなった。 |
| キーワード : 昆虫食 選択型コンジョイント ミレニアル世代 選択行動 |
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