|
ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 自動車メーカーにおけるカーライフ上の顧客接点がもたらす使用価値の変化 |
| 佐藤 奨真 岩手県立大学 総合政策学部 学生 |
| 発行 : |
| 分類:U24ポスターセッション |
| 報告要旨 : 本研究では、自動車メーカーと顧客との接点に注目し、顧客体験がブランドや製品に関するナレッジを向上させ、向上したナレッジが自動車の使用価値の変化に影響するのかを考察する。自動車メーカーへのインタビュー調査を行ったところ、自動車メーカーは各イベントを通じて、顧客にブランドを「体感」してもらう機会を重視していることが明らかになった。こうしたイベントでの体験を顧客に発信させることで、自社ブランドへの共感を誘引している。こうした場では、単なる情報提供にとどまらず、ブランドや製品に関する顧客のナレッジが醸成され、それを用い自動車の新たな価値を創造することで企業と顧客が共に自動車の使用価値を創造する「価値共創」のプロセスが形成されていると考えられる。今後は、こうした企業側の意図が顧客にどのように受け止められているかを把握するため、イベントに参加した顧客を対象とした調査を実施する予定である。本研究では、企業主導のマーケティングから、企業と顧客の協働によって価値を生み出す「価値共創型マーケティング」への展開について、企業と顧客、双方の視点をもとに検討する。 |
| キーワード : 価値共創 使用価値 顧客接点 顧客のリソース |
>一覧

