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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| SNSにおける繰り返し広告表示が消費者の購買意欲に与える影響 |
| 林 寛太 同志社大学 商学部 学生 |
| 秋山 拓也 同上 |
| 北川 竜羽 同上 |
| 秦泉寺 理生 同上 |
| 発行 : |
| 分類:U24ポスターセッション |
| 報告要旨 : 本研究は、SNSにおける「繰り返し広告表示」が消費者の購買意欲に与える影響を検討したものである。近年、TikTokやInstagramは商品の主要な発見チャネルとなり、同一商品の広告やPR投稿が短期間に何度も表示される現象が見られる。広告は認知や好意を高める一方、過度な表示は疲労感や反発心を招く可能性がある。そこで本研究は「同じ商品が繰り返し表示されると購買意欲は低下する」との仮説を立て、Googleフォームによるアンケートを実施した。調査内容は、①繰り返し表示商品の購入経験、②購買意欲の変化、③自由記述による理由の確認である。その結果、約7割が購入経験なし、53.6%が「購買意欲が下がる」と回答した。理由には「鬱陶しさ」「胡散臭さ」「安っぽさ」などが挙げられた。考察として、繰り返し表示は認知向上には寄与するが、過剰になると心理的抵抗を生み、ブランド価値を損なう危険があると考えられる。結論として、SNS広告戦略には量と頻度の調整が不可欠であり、消費者が広告を一定程度コントロールできる仕組みの導入も今後求められる。 |
| キーワード : SNS 広告 購買意欲 |
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