ポスターセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 
「クッキー缶」のデザイン評価-ラフ集合分析によるアプローチ-
滝口 沙也加
宮城大学 食産業学群 准教授
長谷川 友深
元・昭和女子大学 食健康科学部 学生
清野 誠喜
昭和女子大学 食健康科学部 教授
発行 :
分類:一般報告
報告要旨 :
 食品マーケティングにおけるパッケージの重要性が高まっている。パッケージの既存研究としては,主として個別要素を対象とした効果・反応の検討がされてきた。しかし,“瞬間的な情報処理”を行う消費者の購買行動では,特定要素のみに限定してパッケージ選択をするのではなく,パッケージ全体としての評価を行う。そのため,“全体(複数要素の組み合わせ)”としての評価・反応を解明することが求められる。そこで本研究は,クッキー商品,とくに食品ギフト市場で関心を集める市販の「クッキー缶」を対象として,イメージと認知部位(形態要素)の関係について,ラフ集合分析により明らかにする。
 「高級感」を感じるデザイン要素は,文字のフォントが「特殊文字」である。さらには,絵・イラストのタッチが「リアル」,表面の打ち出しが「あり」の場合である。一方,「かわいい」と感じる要素は,表面の光沢や打ち出しにより総合的に判断される。表面の光沢は,金属の塗装・つや消し加工によるマットな質感が可愛らしさを演出する。加えて,造形は「長方形A」(縦横比およそ2:3,3:2の形状)が重要となる。
キーワード : ラフ集合分析 パッケージ・デザイン 消費者評価 クッキー缶


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