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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| なぜ”かわいくない”のに人気なの?ーキモかわキャラクター人気における心理的要因の検討 |
| 舘村 朱音 同志社大学 商学部 学生 |
| 北原 明依 同上 |
| 石倉 うみ 同上 |
| 発行 : |
| 分類:U24ポスターセッション |
| 報告要旨 : 近年,ミャクミャクやハンギョドン,Fugglerに代表される「キモかわ・ぶさかわ」キャラクターが注目を集めている。従来,キャラクターの魅力はベビーフェイス効果に基づくベビースキーマで説明されることが多かった。しかし,「かわいい」に関する先行研究においては色彩,ベビースキーマ,ファンシー,不気味が可愛さを喚起する因子として示され,「不気味」はネガティブ感情を強く引き起こす一方で,一部の人々にかわいいと感じさせる要因にもなり得ることが指摘されている。(Tom&宮崎,2019) こうした知見を踏まえ,本研究は「なぜかわいくないのに人気なのか」という問いに取り組み,今後のキャラクターデザインの差別化戦略に新たな視点を提案することを目的とする。仮説として,①接触回数の増加が好意を高める単純接触効果,②不利な対象を応援したくなるアンダードッグ効果,③他者の評価に影響される集団心理の3点を設定し,ベビースキーマを持たないキャラクターに対する評価への影響を調査・分析した。キモかわキャラクターの人気要因が多様な心理メカニズムに支えられていることを示し,今後のキャラクターブランディングの実践に貢献したい。 |
| キーワード : キモかわ・ぶさかわ ベビーフェイス効果 消費者心理 キャラクターマーケティング |
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