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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| その企業誰がしゃべってるん? |
| SNSの中の人がつくるブランドの声 |
| 高田 宗二郎 同志社大学 商学部 学生 |
| 篠原日菜子 同上 |
| 高木弥生 同上 |
| 山村莉世 同上 |
| 発行 : |
| 分類:U24ポスターセッション |
| 報告要旨 : 近年、企業のSNS運用において「中の人」と呼ばれる担当者の存在感が注目を集めている。企業の公式アカウントでありながら、個性的な語り口やユーモアを交えた発信が増加しており、その発信が企業ブランド形成や消費者との関係構築にどのような影響を与えているのかを明らかにすることが本研究の目的である。 そこで、私たちは、SNSにおける「中の人」がブランド・パーソナリティの形成に寄与する、ターゲット層に合わせた発信戦略の一環として機能する、ユーモアや個性の発揮によって情報拡散力を高める、という3つの仮説を設定した。 そのうえで、「中の人」を全面的に表に出し、SNS運用を積極的に行う複数企業へのインタビュー調査と、大学生を中心としたアンケート調査を実施した。分析の結果、「中の人」の存在はブランドを擬人化し、親しみやすさや信頼感を醸成することが確認された。また、中小企業ではバズ・マーケティングを狙ったユニークな投稿が多く、大企業ではリスクマネジメントを重視した親しみやすさの演出が中心となる傾向も見られた。 以上より、「中の人」の運用は単なる情報発信を超え、ブランド戦略の重要な一部として機能していることが示唆された。 |
| キーワード : 中の人 ブランドパーソナリティ バズマーケティング STP戦略 リスクマネジメント |
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