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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| AIが作った音楽は現在の音楽市場では通用しない!? |
| 感情的価値と消費者需要から探るAI音楽の受容の限界 |
| 上林 知弘 国士舘大学 経営学部 学生 |
| 大矢 珀瑛 同上 |
| 発行 : |
| 分類:U24ポスターセッション |
| 報告要旨 : 近年、生成AIの進化によって、誰もが容易に音楽を制作できる環境が整いつつある。しかし現在の音楽市場において、AIが作った音楽は必ずしも広く受容されているとは言い難い。その背景には、音楽が単なる娯楽や商品ではなく、アーティストの経験や感情を反映した文化的・社会的表現であるという点がある。リスナーは旋律や歌詞そのもの以上に、そこに込められた物語性や人間的情緒に共感することで価値を見出してきた。AI音楽は技術的完成度や効率性に優れる一方で、こうした感情的・象徴的価値を十分に提供できていないため、市場での受容に限界があると考えられる。本研究では、AI音楽が消費者に与える心理的効果を明らかにし、従来の音楽と比較して不足する要素を検討する。特に、消費者が音楽に求める「機能的価値」「感情的価値」「象徴的価値」といった要素に加え、その他の観点も含めて分析を行い、今後の音楽マーケティングにおける示唆を得ることを目的とする。研究のアプローチとして、心理尺度を用いたアンケート調査を実施し、集められたデータを統計的に分析・考察する。 |
| キーワード : AI音楽 消費者需要 市場受容 消費者価値 |
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