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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 価格帯と音の種類の一致が購買態度に与える影響 |
| 解釈レベル理論を用いたBGMにおける人の声成分の影響の考察 |
| 山口 颯太 早稲田大学 商学部 学生 |
| 萩原 知也 同上 |
| 杉浦 叶汰 同上 |
| 曽根 小夢希 同上 |
| 久保田 咲希 同上 |
| 発行 : |
| 分類:U24ポスターセッション |
| 報告要旨 : 本研究では,商品価格帯と音声の種類との関係性に着目し,それらが消費者の購買態度に与える影響を明らかにする。 先行研究では,高価格帯の商品は高次の解釈レベルで認識されやすく,低価格帯の商品は具体的で低次の解釈レベルで捉えられやすいことが示されている。また,人の声は,同一ピッチのその他音響刺激(楽器音など)に比べて注意を引きやすく,具体的処理を促すことが指摘されているが,解釈レベルとの関連は十分に検討されていない。そこで本研究では,人の声は他の音色に比べ低次の解釈レベルを喚起するという仮説を検証した。さらに,複数の要素における解釈レベルの一致が商品評価を高めることが報告されている一方で,現実の購買環境では,店内BGMや広告音声が価格帯の解釈レベルと整合していないために,購買態度を十分に高められていない可能性があると考えられる。そこで,様々な価格帯の商品を提示し,BGMの条件(人の声あり/なし)を操作する実験を実施し,BGMにおける人の声の有無が喚起する解釈レベルと商品価格帯に応じた解釈レベルの一致/不一致が消費者の購買態度に与える影響を明らかにした。 |
| キーワード : 解釈レベル理論 センサリー・マーケティング 音響刺激 一致 |
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