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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 
需要予測モデルによるウィンターリゾートの将来性分析
だいせんホワイトリゾート来場者マーケティング調査
大島 蒼目
岡山理科大学大学院 マネジメント専攻
谷 友彰
岡山理科大学大学院 マネジメント専攻
金 嘉保
岡山理科大学大学院 マネジメント専攻
甲斐 大和
岡山理科大学大学院 マネジメント専攻
前田 陽大
岡山理科大学 経営学部 経営学科 学生
発行 :
分類:一般報告
報告要旨 :
本研究の目的は,地方スキーリゾートの持続可能性をマーケティング的観点から実証的に検討することである。既存研究では来訪者の属性や経済効果の把握に留まることが多く,将来需要を数量的モデルで予測し,消費行動と結びつけて分析した事例は限られている。本研究では,2025年2月に実施した「だいせんホワイトリゾート来場者アンケート」を基に,居住地・年代構成と利用頻度を組み合わせた需要予測モデルを構築した。その結果,20代を中心とする若年層で将来的な入込減少が予測される一方,宿泊者の平均消費額は3万円超と高く,宿泊誘発効果を伴う収益機会が確認された。さらに年間経済波及効果は19.4億円に達することが推計され,価格受容水準と消費額分布から価格戦略の調整余地も示された。本研究は,定量的需要予測モデルを通じてリゾート施設の競争戦略立案に資する知見を提示し,地域観光資源の持続可能なマーケティング活用に新たな示唆を与えるものと考えられる。
キーワード : ウィンターリゾート 地域観光資源 需要予測モデル 定量的消費行動分析


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