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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 中国地方における観光者の関与と能動性の相互作用が記憶に残る観光体験(MTE)を形成するメカニズムの研究 |
| 桑田 水城 岡山理科大学大学院 マネジメント専攻 |
| 高橋 良平 岡山理科大学 経営学部経営学科 准教授 |
| 発行 : |
| 分類:一般報告 |
| 報告要旨 : 観光は多様な文化や風景を統合的に体験する場であり,観光マーケティングにおいて,「記憶に残る観光体験(Memorable Tourism Experience: MTE)」の重要性が研究・実務の両面で認識されている。MTEは旅行中の非日常的な体験であり,観光地評価や再訪意向に大きな影響を与えるとされる。しかしながら,MTEは偶然性が高く,観光客が能動的に行動した際の影響については十分に検討されていない。本研究は中国地方を訪れた観光客を対象に,MTEと能動性および観光者による観光への関与との関係を明らかにする。本研究では,MTEの7つの要素に「能動性」を加えたモデルの有効性を検証し,観光者の関与レベル(高関与・低関与)によるMTEの構成要因への影響を解明することを目的とする。さらに,能動性と関与の交互作用を理論的枠組みに位置づけ,MTE研究の学術的拡張と観光体験理論の精緻化に寄与し,地域観光の体験設計やマーケティング戦略に実践的知見を提供すると考えられる。 |
| キーワード : 観光心理学 記憶に残る観光体験(MTE) 関与理論 |
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