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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
| 大学における「イベント・プランニング」科目の体系的な授業設計とその教育効果 |
| ―クリエイターを目指す大学生の企画力と実行力養成の成果を振り返る― |
| 長田 有喜 デジタルハリウッド大学 教授 |
| 稲益 彩香 デジタルハリウッド大学 非常勤講師 |
| 発行 : |
| 分類:一般報告 |
| 報告要旨 : 本報告では,デジタルハリウッド大学において2016年より開講されている科目「イベント・プランニング」の授業設計と実践について紹介する。本講座は、イベント企画・運営の基礎を体系的に学び,実際に体験することを目的として構築され,大学2年次の選択必修科目として位置付けられている。特筆すべきは,他大学にはほとんど開講例のない,イベントに特化した企画力養成科目である点であり,その独自性が学生の高い関心を集めてきた。授業では,イベントの定義や目的設定,ターゲット分析,組織体制,マーケティングの4Pを用いたタスク整理,さらに危機管理やコンプライアンスの重要性を取り上げ,ワークを通して実践力の定着を図った。その成果は学園祭の運営改善や学生の学習意欲向上にも寄与しており,教育効果についてはカークパトリックモデルに基づき教育効果を分析した。今後は,コロナ禍で経験不足となった世代への体験機会の充実と,オンラインイベント事例の積極的な導入により,リアルとデジタル双方の企画教育を発展させることを目指す。 |
| キーワード : イベント プランニング 教育効果 カークパトリックモデル 企画力 |
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