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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 
生成AIを活用した生活者視点での
ビジョンデザイン手法の探究
長田 純一
公立はこだて未来大学 准教授
菅 英寛
公立はこだて未来大学大学院
西沢俊広
公立はこだて未来大学 准教授
発行 :
分類:一般報告
報告要旨 :
本研究では、生成AIを活用し複雑で労力を要するシナリオプランニングのプロセスを大幅に簡易化し、より多くの関係者が参画できるビジョンデザインプロセスの実現を目指す。 地方都市は人口減少や少子高齢化などの深刻な課題に直面している。これらの課題に対し、望ましい未来を先に描き、現在すべきことを逆算するバックキャスティングが注目されている。バックキャスティングの一手法であるシナリオプランニングは、情報処理に膨大な労力を要し、専門知識の偏在やシナリオ構築の属人化といった問題がある。 これらの課題解決のため、本研究では生成AIを活用し、情報分析からドライビングフォースの抽出、シナリオマトリクスの作成までの工程を効率化した。また、同一情報源に基づいて人間と生成AIがそれぞれ作成したシナリオをステークホルダーに提示し、生成AIによるシナリオも一定の支持を得ることを確認した。 この成果は、生成AIを活用したシナリオプランニングが地方自治体や関連組織における効率的かつ包括的な将来ビジョン構築に貢献する可能性を示している。さらに、専門知識の有無にかかわらず多様な関係者が参画できるデザインプロセスの実現が期待される。
キーワード : ビジョンデザイン シナリオプランニング UI/UXデザイン 生成AI


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