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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス 
情報接触回数と否定的態度:購買4象限でみる情報疲労の閾値と示唆
芹澤 和樹
株式会社電通 シニアプランナー
発行 : 2026年02月28日
分類:一般報告
報告要旨 :
様々な商品・チャネルが並存する環境では、個別商品を網羅的に分析することは現実的でない。そこで本研究は、Assael(1998)・池尾(1993)・青木(1990)の購買行動類型を参照し、認知的判断力×関与度に基づく4象限で消費者を整理した上で、RQ1-H1「情報接触回数が多いほど情報疲労・否定的態度が高まる」を検討した。20〜60代男女916名の定量調査で情報接触頻度(FQ)と「嫌な気分」の変化を測定した結果、否定的態度が50%に到達する回数は概ね4〜6回に集中し、象限間の差は小さいまま、いずれの類型でも約7割が閾値を超過していた。加えて1〜3回の低頻度でも忌避感を示す層が観測され、量的拡大より文脈適合した情報価値が重要である。したがって施策は回数増ではなく、因子分析で抽出した特性因子の違いを踏まえ、段階別に接点の役割とコンテンツを最適化することが求められる。さらにAIの発達で接点が増えやすい将来を踏まえ、回数と手法の意図設計が一層重要となる。
キーワード : 購買行動類型(消費者行動) デジタルシフト(情報過多/広告疲れ) 接点設計(タッチポイント設計) 消費者インサイト


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