ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
ファンづくり型地域振興モデルの可能性 |
~アイドルグループ坂道シリーズの戦略モデルから学ぶ地域アクターズプロデューサーの役割~ |
藤川 遼介 (株)APITEC 代表取締役 社長 |
発行 : 2018年10月08日 |
報告要旨 : 本研究は、地域住民主導によるファンづくり型地域振興モデルの可能性を考察する。具体的な調査方法は、発表者の実践活動におけるアクションリサーチを行い、考察事例として、アイドルグループ坂道シリーズ(乃木坂46・欅坂46など)の戦略モデルと比較を行う。 ファンづくり型の地域振興モデルは、「地域住民のやりたい」を形にし、ファンコミュニティを形成する手法の地域振興モデルである。対象地域では、場所と役割分担したアクターが揃い、コトが生まれ、全国からファンが集い、地域に新しい風が吹くという流れが生まれた。この一連の流れのキーパーソンは、地域アクターズプロデューサーと呼ばれる地域住民をプロデュースし、ファンを呼び込む仕掛け人である。本研究は、この地域アクターズプロデューサーに焦点をあてる。 また、アイドルグループ坂道シリーズの成功の秘訣を分析し、地域アクターとアイドル、地域アクターズプロデューサーとアイドルプロデューサーの役割の比較検証も行う。 本研究を通して、行政主導の課題解決型地域振興モデルだけではなく、地域住民主導のファンづくり型地域振興モデルが全国に普及し、持続的な活動が展開されることを期待する。 |
キーワード : コミュニティ 地方創生 SDGs 地域アクターズプロデューサー アイドル |
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