ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
人間の本質に迫る「人間情報データベース」の取り組み |
DeepDataとマーケティングへの活用 |
小川 芳幸 NTTデータ経営研究所 コンサルタント |
発行 : 2018年10月08日 |
報告要旨 : NTTデータ経営研究所では、人間の本質に迫るべく全国数万人のモニターから属性、性格、生活、発達、行動経済等のDeepDataを取得・蓄積した『人間情報データベース』を展開している。弊社では、このデータベースを活用し、人間の本質に迫るべく、脳科学・認知心理学・行動経済学等の研究者と共同研究を行っている。また、マーケティング、研究開発等で消費者を深く知ることに対してニーズが高まっていることから、そのニーズに応え、データ解析等も行っている。例えば、マーケティングや商品開発の現場において、個々の消費者の人間的な特性をとらえ、本当に必要なデータを集めることが出来なければ、人間の本質を過って理解した故に、見当はずれの施策を講じてしまう。そこで人間情報データベースでは、モニターから得た脳や心理に関する情報を含めた人間情報を従来のデータと組み合わせることにより、従来のペルソナとは異なり、内面的な特性を基にしたセグメンテーションを作ることができる。その結果、消費者インサイトを正しく理解し、目的に合った有効な施策の実施につなげることができる。このように人間情報データベースによるマーケティング活用の一例を報告する。 |
キーワード : DeepData Personal Data Cognitive Science 人間情報データベース |
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