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流通ビジネスモデル研究会

プロジェクトは2016年3月末で終了しています。

 
【研究目的】
 本研究の目的は、チェーン小売企業のビジネスモデルについて、主として知識共有問題(企業内部門間、企業間)に着目しながら研究を行うことによって理論的および実践的な示唆を得ることである。
 チェーン小売企業においては、企業内部門間・企業間の連携がきわめて重要になる。ところが、組織内・組織間の情報共有を実現するための環境(情報システムなど)は整いつつあるにもかかわらず、現実的には、多くのチェーン小売企業は組織内・組織間の連携をうまくとることができていないという問題が存在する。具体的には、店舗間の格差(スキル・モチベーション等)、組織内のコミュニケーション(本部と店舗、本部内の部門間)、企業間の協調(在庫調整・商品企画・共同販促等)とコンフリクト(在庫リスク転嫁・収益配分等)といった問題がそれである。これらの問題は、当事者間の知識共有の問題と言える。
 本研究会では、こうした問題意識のもとで、さまざまな調査を通じて、チェーン小売企業のビジネスモデルについて考えていく。

 

【研究方法および研究計画】
 本リサーチプロジェクトでは、研究者と実務家を交えた研究会や調査を通じて、知識共有という観点から流通のビジネスモデルについての学術的および実務的問題の解決を検討する。具体的な方法として、まず、研究会やインタビューを実施することで現場の問題の洗い出しを行う。その上で、文献調査や定性的・定量的調査(インタビューあるいはサーベイ)を実施し、当該研究分野への理論的な貢献や現場の問題解決策を考える。
 期間の前半に、企業内部および企業間の知識共有問題についての調査を行い、研究報告会を開催する。そこで得られた知見をヒントに、さらに研究会を開催し議論を深めつつ、学術的な論点の整理および現場の問題解決についての検討を進めていく。

 

【研究期間】
2014年4月〜2016年3月

 

【リーダー】
横山 斉理 日本大学商学部准教授

 

【企画運営メンバー】
新井田 剛 株式会社大丸松坂屋百貨店 本社経営企画室
金  雲鎬 日本大学商学部准教授
東  伸一 青山学院大学経営学部准教授
戸田 裕美子 日本大学商学部准教授

 

 
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