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日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.8 No.1 |
価値共創マーケティングの概念化に向けた一考察 |
コミュニティ・ビジネスの共創プロセス |
藤岡 芳郎 大阪産業大学 経営学部 教授 |
発行:2021年10月21日 更新:2021年10月21日 |
分類 : 論文 |
要約 : 価値共創は顧客にとっての価値を企業が顧客と一緒になって創り上げることである。価値共創マーケティングは生活世界で過ごす顧客に向けた活動であり、新たなビジネスチャンスを生みビジネス創造につながっていく(村松編著〔2020〕pp.16-17)。価値共創マーケティングは生活者の文脈価値を中心に編成されている。価値共創マーケティングは地域の課題を解決するコミュニティ・ビジネスの実践に有効ではないかとの問題意識をもっている。本稿はクラウドファンディングを活用した共創プラットフォームによる地域活性化の活動を価値共創マーケティングの4Cアプローチで分析した。場の生成とそこで行われる相互作用、そして共創へ向けての一連のプロセスについて考察する。地域の主体が自律的に集まることで場が生成される。個々の主体が対話することで共感、共振が生まれ共創へと移行する。本稿は場と共創がどのようなプロセスで生成され実行されるのかについて考察して得られた知見を提示した。 |
キーワード : 価値共創 生活世界 インフォーマル・コミュニケーション 対話 編集力 |
ページ数 : 表紙1 + 本文22 |
ファイルサイズ : 2595KB |
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