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日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.9 No.8 |
若年層消費者の和牛肉選好に関する視覚と味覚による官能実験 |
上元 亘 京都産業大学 経営学部 准教授 |
発行:2023年03月27日 更新:2023年03月27日 |
分類 : 論文 |
要約 : 近年、消費者が赤身肉を選好する傾向にあるといわれている中でも和牛肉は脂肪交雑度が年々増加しており、消費者ニーズと市場提供物とのギャップの増加が懸念される。その中で、今後の和牛肉消費に影響を与える若年層消費者が霜降肉と赤身肉のいずれを好むのかという理論的課題に関して先行研究では安定した結果が得られておらず、本研究では購買段階を想定した視覚による実験と消費段階を想定した味覚による実験およびインタビュー調査を実施した。結果として、若年層消費者は和牛肉の美味しさ・可食量・知覚価値のいずれに関しても特に消費段階を意味する味覚実験において霜降肉よりも赤身肉を好ましく評価することが検証されるとともに我が国における若年層消費者の牛肉の脂肪に関する否定的な評価が明らかになった。 |
キーワード : 和牛 脂肪交雑度 フードビジネス 消費者行動 |
ページ数 : 表紙1 + 本文14 |
ファイルサイズ : 830KB |
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