学会員のワーキングペーパーの |
日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.1 No.3 |
旅における宿泊施設 |
アコモデーションビジネス論の試み |
磯野 正紀 一般社団法人 日本添乗サービス協会 |
発行:2015年02月10日 更新:2015年02月10日 |
分類 : 論文 |
要約 : 本研究は、日本人の国内宿泊旅行者数と訪日外国人旅行者数を増やすために、宿泊施設の提供価値を整理することによって、宿泊施設のビジネスモデルを見直すことを目的としている。ビジネスモデルを見直すとは、妹尾(2007)によると、物事の仕組み(構造)・仕掛け(機能)・仕切り(マネジメント)と定義したビジネスモデルを、従来のものから新しいものに取り替えることである。研究目的を達成するために、本研究は、探索学習型の研究手法を用いて、ビジネスモデルの仕掛けに注目をした。その手順として、まず、宿泊施設の変遷を整理して、宿泊施設の機能という視点から考察した。その結果、宿泊施設は、六つの機能の形を変えながら宿泊施設の商品形態を変化させてきたことと、商品形態の視点から、宿泊施設を三つのタイプに分類できることがわかった。次に、その得られた知見から、宿泊施設の商品形態の変化に本研究の焦点を絞り、近年の宿泊施設のビジネスモデルの整理によって対応する新たなモデルの考察を「フリーモデル」を用いてさらに進めた。最後に、そのモデルの考察から、「レンタルスペース」と「アコモデーション」のコンセプトを用いたビジネスモデルを提言する。 |
キーワード : 探索学習 ビジネスモデル コンセプト 機能 提供価値 |
ページ数 : 表紙1 + 本文28 |
ファイルサイズ : 1204KB |
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