学会員のワーキングペーパーの |
日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.3 No.14 |
MROC(エムロック)で捉えた移動者の“気づき”とインサイト |
生活者の移動中における“気づき”の特徴やその理由に関する研究 |
高橋伸治 (株)JR西日本コミュニケーションズ コミュニケーションプランニング部 |
今井祐樹 (株)JR西日本コミュニケーションズOOH部 |
安田孝史 (株)JR西日本コミュニケーションズ コミュニケーションプランニング部 |
発行:2017年04月24日 更新:2017年05月08日 |
分類 : 論文 |
要約 : 通勤や通学などで移動中の生活者に関する知見を深めるための研究の一環として、今回は移動中の“気づき”の実態を調査し、それをもとに移動者のインサイトについての仮説を導き出した。生活者は移動中に様々なモノやコトを目にしたり出会ったりするが、その中に何故か関心が向いたり、たとえわずかな時間であっても記憶に残ったりする対象がある。そういった移動者の“気づき”の対象やその理由、特徴などを抽出しながらインサイトを探り、移動者とコミュニケーションする上での“勘どころ”を捉えることが今回の研究の目的である。近年、スマートフォンの急速な普及により生活者はいつでもタイムリーな情報を得ることができ、また移動中に駅ナカや駅チカで買物やサービスを利用する環境も益々充実化している。こういった状況は「移動中の生活者」と効果的なコミュニケーションをとることによって、その行動に影響を与え購買やサービス利用の拡大に結びつける可能性が広がってきているということでもあり、生活者が移動中にどのようなことに関心や注意を向けるかを捉えることは、その「効果的なコミュニケーション」を考える上での大きなヒントとなるはずである。 |
キーワード : 移動中の“気づき”の対象 移動中の“気づき”の特性 実感的気づき 移動中の“気づき”の理由 “気づき”の実態から捉えた移動者のインサイト |
ページ数 : 表紙1 + 本文24 |
ファイルサイズ : 1114KB |
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