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 日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.4 No.4 
行動観察で捉えた移動者の“所作”とインサイト
生活者の移動中における“仕草”や振る舞い”とそのコンテクストに関する研究
高橋 伸治
(株)JR西日本コミュニケーションズ コミュニケーションプランニング部
藤本泰高
(株)JR西日本コミュニケーションズ コミュニケーションプランニング部
発行:2017年11月20日
更新:2017年11月22日
分類 : 論文
要約 :
「移動中の生活者を知る研究」の一環として今回は、不特定の生活者の移動場面における“所作”を観察し、そこから移動者のインサイトに関するいくつかの仮説を導き出した。通勤や通学途中の移動者は、駅の構内や電車の中で様々な振る舞いや仕草をするが、それらの多くは無意識の行動であり、その無意識の行動の裏には本人も意識していない何らかの思考や感情が潜んでいると思われる。そしてそういった無意識の思考や感情は当然言語化されることはなく、従ってアンケートやインタビューなどの表層的なデータからは読み取ることはできない。しかも我々人間の一日の思考や感情の大半は無意識のうちに起こっているという事実が専門分野の研究によって明らかにされており、従って本当の意味で生活者のインサイトを捉えるには、本人も認識していない無意識の思考や感情を捉える必要がある。そこで今回の研究では、移動中の生活者の“所作”を細かく観察し、その振る舞いや仕草の意味を一つひとつ洞察しながら、移動者の中で無意識に作動している思考や感情について考察を行い、そこから移動中特有のインサイトに関する仮説を導き出した。
キーワード : 移動時間の活用 移動中での自分空間の創出 所作から捉えた移動者像 行動コンテクストモデル 所作から捉えた移動者のインサイト
ページ数 : 表紙1 + 本文17
ファイルサイズ : 618KB


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