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日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.1 No.5 |
グルメシティネットワーク「デリス( Delice)」 |
-食文化資源に注目したグローバルな都市間ネットワークの可能性- |
小林 哲 大阪市立大学 |
発行:2015年06月30日 更新:2015年07月17日 |
分類 : ケース |
要約 : 近年、さまざまな分野でグローバル化が進むなか、ヨーロッパの主要都市を中心に国境を越えた都市間ネットワークが形成されている。本稿で取り上げるグルメシティネットワーク「デリス(Délice)」も、この種の都市間ネットワークのひとつである。デリスは、フランス・リヨン市の提唱により2007年9月に設立された組織で、食に関心の高い都市が国境を越えてネットワークを形成し、加盟都市が共同で食を通した都市プロモーションを行ったり、加盟都市間の食文化交流を促進することを目的としている。 そして、このデリスに大阪市が加盟したことで、筆者は、2011年1月24日~26日にフランス・リヨン市で開催されたデリス主催のイベント「虫眼鏡で見る都市(City on Tour)」に、加盟都市の一員として参加する機会を得た。本稿は、このときの視察内容を、食文化資源に注目したグローバルな都市間ネットワークを考察するための事例としてまとめたものである。なお、デリスに関する記述は、事例研究という性格を考え、2011年以降の情報をあえて追加せず、イベント参加時点までに留めている。 |
キーワード : デリス(Délice) グルメシティ 都市間ネットワーク 食文化資源 文化戦略 |
ページ数 : 表紙1 + 本文33 |
ファイルサイズ : 2874KB |
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