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 日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.4 No.14 
大都市近接、特に個性的とはいえない街のブランディング
ネイバーリング・シティにおける地域ブランディング
吉田 益美
ブランディング・ディレクター
発行:2018年07月02日
更新:2018年07月04日
分類 : ケース
要約 :
本稿では、首都東京の北西部に近接する埼玉県朝霞市(概要:稿末)において、筆者がブランディング・ディレクターとして関わり、2014年から始まった自治体ブランディングの取り組みについて、時系列に沿った事例レポート(中間報告的ではあるが)という形式で紹介していきたい。
 特に、国土総面積の約14%であるにもかかわらず、約52%の人口シェア(国土交通省 2015年)を占める三大都市圏(東京・名古屋・大阪圏/1都2府8県)に所在する「都市部近(隣)接自治体」をこの国における、新たな居住文化圏創造の先駆けとなる可能性を秘めた地方自治体であると位置づけ、ネイバーリング・シティ(Neighboring City)と命名。全国的な少子高齢化トレンドの中で、未だ流入による社会人口増が望める、この特殊なエリアを本文第一項のように定義し、朝霞市が所在する首都圏を例に、その特質を明らかにするとともに「同質性の中からの差別化」という観点から論をすすめていく。
 さらに、これら類似性の高い立地条件下の「個性的とはいえない顔立ちの街々」の中で、明確な差別化ポイントを打ち出し、関係者の力と情熱を結集していくことを目的に創出したブランド・タグライン決定までのプロセス。プロジェクト進行当初(2014年)はメモ書き程度のものであり、言語化できなかったが、現時点(2018年7月)で振り返れば、ネイバーリング・シティにおける有効なブランディング指標として提示し得る地域ブランディング因子。そして、職員をはじめ産業振興・文化関係団体など初期インフルエンサーへ向けたインナー・ブランディングの取り組み。
 また、必ずしも急激な変革を望まない地方自治体において、ブランド・タグラインとそれによって喚起されるブランド連想が、地域総合計画をはじめとする具体的な行政施策に有効かつ、持続的な影響力を与えうるのか、について考察していく。
 このレポートでは、地域ブランディングの実践について、よりリアルなイメージを抱いていただくために担当部署名、人員数、メンバー構成等に関して、できる限り具体性のある表記を採用した。
キーワード : 地域ブランディング因子 インナー・ブランディング ブランド・タグラインと行政施策 むさしのフロントあさか 朝霞市
ページ数 : 表紙1 + 本文10
ファイルサイズ : 616KB


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