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日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.4 No.17 |
ヨーロッパにおけるマーケティング主導のオープンイノベーション |
― オランダとデンマークの現地調査から見えてきたこと ― |
鈴木 隆 大阪ガス株式会社 エネルギー・文化研究所 |
発行:2018年07月20日 更新:2018年07月20日 |
分類 : コラム |
要約 : 小国でありながら,ヨーロッパのみならず世界でも独自の存在感を示すオランダとデンマーク。両国でも,とりわけ先進的な取り組みで世界的にも注目を集めているが,日本ではあまり知られていない,オランダの非営利団体,フューチャーセンター,研究開発拠点と,デンマークの都市デザイン事務所,デザイン調査・研究・教育機関の5つの組織を訪問し,責任者へのインタビュー調査を行った。その結果,分野が異なる5つの組織に共通して見えてきたのは,顧客中心のマーケティングコンセプトを活動の根幹に据え,組織内外の多様なメンバーの交流と対話を重視した運営を行うことによって,オープンイノベーションを実践していることである。国内の人口が減少し市場が縮小し世界での存在感も低下する日本が,めざすべきモデルとして参考になるものと考える。 |
キーワード : マーケティングコンセプト 多様性 交流 対話 |
ページ数 : 表紙1 + 本文29 |
ファイルサイズ : 3912KB |
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