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 日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.5 No.5 
啓発性なきマーケティングへの警鐘(チャールズ・ナイディック氏/大島=ナイディック・文子氏)
連作『マネジメント・インタビュー』 :マーケティング活動は人々の心を啓くものでなければならない。 誤ったそれはクラシック音楽の衰退を早めている。
森 泰規
株式会社 博報堂 BID局 ディレクター
発行:2019年04月25日
更新:2019年04月25日
分類 : コラム
要約 :
「単なる娯楽と芸術を混同した、誤ったマーケティング活動はむしろクラシック音楽の凋落を早めている。それは人々の心を啓く(enlightenment)ものでなければならない」チャールズ・ナイディック氏(https://www.charlesneidich.net/)はこのように語った。同氏は最難関と呼ばれるミュンヘンコンクール入賞後、演奏活動のみならずジュリアード音楽院などを通じた教育活動に成果を挙げた。全世界の60代未満の演奏家はほぼ全員が何らかの形で指導を受けた(その意味で生徒になったと言える)存在であり、それゆえ存命中のクラリネット演奏家のうち指導的地位にある。しかしこのキャリアを支えたのは、もともとイェール大学で文化人類学を専攻するなど、博識でも知られ、単なる実技機能だけでなく、作品に対する時代考証においても独自の知見を擁することである。
クラシック音楽というジャンル・カテゴリーないし、その中で職業的に生計を立てる演奏家は、今日大変困難な事態に直面しており、演奏家でさえ自分自身を「マーケティング」しなければならない、と考え始めている。しかしその種の発想には若干慎重に扱うべきものが含まれている。今回ナイディック夫妻へのインタビューでは(ご夫人 大島文子氏もクラリネット演奏家である)これら「マーケティング」の是非について多くの示唆を得た。
キーワード : 演奏家とリーダーシップ 演奏家のマーケティング 芸術と啓発
ページ数 : 表紙1 + 本文17
ファイルサイズ : 1114KB


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