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 日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.5 No.6 
日本で最初のデパートメント・ストア開店についての考察
商品・販売方法・建物視点での分析と開店実現能力の検証
岩橋 哲哉
アクセンチュア株式会社
発行:2019年06月10日
更新:2019年06月10日
分類 : 論文
要約 :
1905年(明治38年)の三越呉服店の「デパートメント・ストア宣言」は,デパートメント・ストアを実現した新たな小売店舗の「開店」を示すものではなく,これから欧米のデパートメント・ストアを見習った店舗の開店を目指すという「宣言」でしかなかった。しかしながら,これまでの百貨店史の研究において,日本最初のデパートメント・ストアを実現した店舗の開店は,どの企業により,いつ頃実現したのかという重要な歴史的な出来事は,未だに明確には示されていない。
そこで,本稿では,デパートメント・ストアの店舗フォーマットの定義を,当時の消費者視点で認識できる3つの要素,すなわち,①取扱商品の拡大(洋服・雑貨などへの商品領域の拡大),②販売方式の革新(陳列販売方式の導入),③店舗建物の近代化(洋風化・多層化,設備の近代化)とした。その上で,当時の有力な呉服店6社(三越,髙島屋,松屋,白木屋,松坂屋,大丸)を対象に,各社の社史・広報誌,雑誌記事および新聞記事などのサーベイを行った。
その結果,白木屋(東京・日本橋)が1904年(明治37年)に完成させた店舗が,上記要件を満たした日本最初のデパートメント・ストアと言えることが判明した。
キーワード : デパートメント・ストア 新業態を生み出す経営資源 外的環境変化を活かす適応能力
ページ数 : 表紙1 + 本文30
ファイルサイズ : 3437KB


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