学会員のワーキングペーパーの |
日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.6 No.6 |
Qualitative Research |
Philosophical Foundations and Methodologies |
氏家 佐江子 SBFコンサルティング/拓殖大学 |
発行:2020年02月18日 更新:2020年03月04日 |
分類 : 論文 |
要約 : 質的(定性的)研究方法は、データ収集及び分析方法に厳格さが欠ける傾向があり、定量的研究方法より、信頼性が低いとされる傾向があった。しかし、近年は、現象のある瞬間の断面図を示す定量的研究に対し、より深く問題の本質を掘り起こし、総合的な理解を可能にするとして、質的方法を支持する研究者も増えている。質的研究方法には、まず哲学的基盤を理解することが重要で、「哲学的アイデアが研究テーマの最初の定式化から結果の最終報告までの研究プロセスの全てに影響を与える」ため、質的研究を行う際に不可欠である(Brinkmann、2018、p。vii)。 本論文では、質的研究(QR)方法論を支える主要な哲学的パラダイムである、実証主義、ポスト実証主義、構成主義、批判的理論、ポスト構造主義について考察し、 後半部分では、現象論的方法論によるデータ分析方法について実際の研究データの例を使って検証する。 |
キーワード : 質的研究方法 質的データ分析 研究方法の哲学的基盤 研究方法のアプローチ |
ページ数 : 表紙1 + 本文14 |
ファイルサイズ : 250KB |
>戻る