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研究報告会レポート

第9回アジア・マーケティング研究報告会レポート「Women as Travellers: Opportunities, Challenges and Practices」

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テーマ:Women as Travellers: Opportunities, Challenges and Practices
ゲスト:Dr Elaine Yang, Department of Tourism, Griffith University, Australia
日 程:2020年2月21日 18:30-20:30
場 所:一橋大学 千代田キャンパス大講義室
 
【報告会レポート】
 今回ゲストスピーカーに迎えたのは、オーストラリアのグリフィス大学観光学部のイレイン・ヤン氏。ヤン氏はマレーシア生まれの華僑で、台湾とマレーシアで学部および修士課程を終えたのちに、オーストラリで博士学位取得。博士論文では、一人旅のアジア女性旅行客のリスク受容に関するユニークな研究を行った。近年はおもに女性の切り口から旅行行動の形成およびその社会的な影響に関する研究を進めており、これまで優れた学術論文を多数発表している。それと同時に、発展途上国における女性起業家への支援や旅行産業における暴力問題などにも精力的に取り組むなど、社会問題への高い関心と現状改善に向けた行動力も併せ持つアグレッシブな女性研究者である。
 講演では、同氏の近年の研究プロジェクトと社会活動に基づいた豊富な事例と知見をシェアしていただいた。女性の経済的自立や社会的地位の向上を背景にした女性の旅行需要が高まっているが、その行動は地域や文化によって異なる特徴を持つ。また一人旅の需要も増えており、その特徴と直面している問題点も浮かび上がってきている。講演後の質疑応答では、国や地域の文化社会的な差異がもたらす問題点や日本における現状などについて参加者と活発な意見交換が行われた。
 

写真左より、講演の様子、ディスカッションの様子
 
 女性の旅行マーケット、特に一人旅を切口にして社会や文化的視点を積極的に取り入れる研究活動や姿勢は日本の経済界や社会活動にも豊富な示唆と刺激を与えるものだった。同氏は日本の研究者との共同研究にも前向きであり、今後日本でも関連研究が広がっていくことを期待したい。
 
(プロジェクトリーダー:金 春姫)

 
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