リサーチプロジェクト
研究報告会レポート

第3回地域活性化マーケティング
研究報告会レポート
「徳島県神山町の地域活性化の取組み-
創造的過疎の地域マネジメント」

第3回地域活性化マーケティング研究報告会

テーマ:「徳島県神山町の地域活性化の取組み-創造的過疎の地域マネジメント」
講演者:特定非営利活動法人グリーンバレー 理事長 大南 信也 氏
日程:2014年3月14日(金)19:00~21:00
場所:青山学院大学 青山キャンパス17号館8階
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科(青山ビジネススクール:ABS)17810教室
共催:ABS宮副研究室
 
 

【報告会レポート】
徳島県神山町の地域活性化活動の推進役であるNPO法人「グリーンバレー」の取り組みについて、大南理事長よりその理念・着想や、「アーティスト・イン・レジデンス」「ワーク・イン・レジデンス」「サテライトオフィス」「神山塾」などの活動の経緯・概要・成果について報告がなされた。
 
同氏の創造性と説得性の溢れるご報告に、多くの参加者が地域活性化の取り組みやその推進マネジメントに関して、多くの示唆や刺激を得たようで、研究会後半のディスカッションでは、参加者から熱心な質問やコメントが数多く出され、時間を延長して盛り上がった。
 
【報告会を終えて】
「グリーンバレー」の取り組みの特徴は、①地域住民有志で始まり長年自主的・積極的に独自施策が次々と企画・実行されている(「やったらええんちゃう」発想)、②従来課題であった古民家をプラス思考で地域資源に転換して活用し新しいライフスタイルという地域価値となり、その結果、国内外から芸術家・ITベンチャー・地域起業家などの神山への訪問・滞在・移住を呼び込んだ。③それらの人々の神山での交流、あるいは都会との情報交流が加速しさらに新しい活動を生む(人が人を呼ぶ連鎖と循環の構造)、④町の将来の姿を描き数値で把握した上で、活性化施策を策定し着々と実行する(創造的過疎の考え方)などである。このような数多くの成功ポイントが、地域活性化に関心を寄せる参加者に大変参考になったと思われる。本研究会に遠路お越しいただいた大南氏に改めて心から感謝申し上げる。
 
ゲストの大南信也氏 会場風景
写真左から、ゲストの大南信也氏、会場風景

 

(プロジェクトリーダー:宮副謙司)

 
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