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研究報告会の案内

リサーチプロジェクト第16回<ソロモン流消費者行動分析研究会>

#いまマーケティングができること

【研究報告会】
第16回<ソロモン流消費者行動分析研究報告会>(オンライン) > 研究会の詳細はこちら
*学会員のみ参加いただけます。入会後、お申込みください。
 

テーマ:応援消費は社会を変えるか?:コロナ禍における新たな消費について考える
報告者:水越 康介 氏(東京都立大学 経済経営学部 教授)
    増田 明子 氏(専修大学 商学部 教授)
    津村 将章 氏(中京大学 経営学部 准教授)
    松井 剛 氏(一橋大学 経営管理研究科 教授)
司会:浦野 寛子 氏(立正大学 経営学部 教授)

 

 コロナウイルスの感染拡大で、私たちの生活は一変しました。特にマーケティングの観点から、これまでにない新しい消費者行動が多く見られるようになりました。そのひとつが、今回の研究会で取り上げる「応援消費」です。
 「応援消費」は、2020年の『日経MJ』ヒット商品番付で「大関」に選ばれました。「応援消費」は2011年の東日本大震災以降に見られるようになった消費者行動であり、今では企業やファンを応援することも意味するようになっています。この言葉が本格的に定着したのは、コロナウイルス以降のことです。なぜ私たちは寄付やボランティアではなく、消費を通じて誰かを応援しようとするようになったのでしょうか?この考え方は、どのように広まってきたのでしょうか?応援消費に対する意識は世代などで違うのでしょうか? 
 今回の研究会では、「応援消費」という新語に焦点を合わせて、2つの研究成果を共有します。ひとつは、水越康介氏(東京都立大学)が上梓された新著『応援消費の謎:消費・寄付・ボランティア』(碩学d新書)の内容紹介です。「応援消費」に生まれた新しい意味と社会との関係について考察します。もうひとつは、増田明子氏(専修大学)・津村将章氏(中京大学)・松井剛氏(一橋大学)の研究プロジェクトの成果報告です。応援消費に関する消費者サーベイ調査について報告します。これらに基づいたパネル討議を行い、学会員の皆さんと質疑を行います。
学会員の皆さんの積極的なご参加をお待ちしております。
 
【プロフィール】
水越康介氏水越 康介(東京都立大学 経済経営学部 教授)
2005年神戸大学大学院経営学研究科修了、博士(商学)。本報告に関連する研究として、「クラウドファンディングとしてのふるさと納税 ― 寄付と寄付つき商品による理解 ―」『マーケティング・ジャーナル』、40(3)、19-30(共著)。「日本におけるバイコットおよびボイコットに関する一考察―応援する消費行動の考察に向けて」『JSMDレビュー』、 5(1)、25-32(共著)など。

 
増田明子氏増田 明子(専修大学 商学部 教授)
2021年より現職。2019年、早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得満期退学。「ハンドメイド製品のコーズ・ブランディング-良品計画とJICAによるインクルーシブ・ビジネスにおける製品開発」『企業と社会フォーラム』、6, 61-84(共著)。著書に『MUJI式‐世界で愛されるマーケティング』(日経BP)。

 
津村将章氏津村 将章(中京大学 経営学部 准教授)
2017年より現職。2014年、東北大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経営学)。「マーケティング・コミュニケーションにおける有用なクリエイティブ要素 ― 物語の観点から ―」『マーケティング・ジャーナル』、37(3)、54-76。著書に「物語を用いた消費者行動―ナラティブ・プロジェクションに基づく検討―」(共著)『消費者の心理をさぐる―人間の認知から考えるマーケティング―』(誠信書房)など。

 
松井剛氏松井 剛(一橋大学 経営管理研究科 教授)
2018 年より現職。2021年より東京工業大学教授を兼務。2000 年、一橋大学大学院商営学研究科修了、博士(商学)。2007 年、安倍フェロー。2007 年から 2009 年までプリンストン大学社会学部客員フェロー。著書に『ことばとマーケティング:「癒し」ブームの消費社会史』(碩学舎)、『アメリカに日本のマンガを輸出する:ポップカルチャーのグローバル・マーケティング』(有斐閣)など。

 
【スケジュール】
1. 水越 康介(東京都立大学)「応援消費の謎」
2. 増田 明子(専修大学)・津村 将章(中京大学)・松井 剛(一橋大学)「応援消費に関する消費者サーベイ調査」
3. パネル討議
4. 質疑

 
【日時】
2021年10月11日(月)19:00-21:00
 

【参加方法】
Zoom
 

【注意事項】
*本報告会は、ビデオ会議システムZoomを利用します。Wi-Fiにつながった、カメラ付きのパソコンやタブレット、スマホから、ご参加ください。
*視聴にあたっては、「イベント申し込み完了メール」のリンクからご参加ください。なお、参加にあたり、Zoomのアカウントは不要です。
*学会員向けの報告会のため、映像や音声の録音は禁止です。接続先のリンクを第三者に教えないでください。
*研究会側で、「ビデオの開始(映像オン)」、「音声ミュート」を初期設定しています 。なお、ご自身の背景などカメラに映るものに著作権上の問題がないようにご注意ください。
*質問は、適時チャットにコメントください。質疑応答の時間に取り上げます。なお、全て対応できない場合はご容赦ください。
*当日は、サイト掲載のためZoomの様子を画像キャプションする予定です。問題のある方は、「ビデオの停止(映像オフ)」にしてください。なお、前述した著作権上の問題はご注意ください。
*オンライン開催にあたり、運営側が不慣れなためのトラブルや、参加者のインターネット接続、映像・音声等のトラブルには対応できないことを、あらかじめご了解ください。
*本報告会は、碩学舎との共催です。
 

【参加費】
無料
 

【定員】
先着200名
 

【共催】
碩学舎
 
【応募締切】
2021年10月7日(木)
 
参加申し込みはこちら

 
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