日本商業学会 関西部会6月例会 ユーザー・イノベーション研究会後援セッションのご案内 |
日本商業学会 関西部会6月例会 ユーザー・イノベーション研究会後援セッションのご案内
テーマ:ユーザー・イノベーション研究の射程拡張:理論的深化と適用領域の広がり
1970年代に、従来の「企業起点のイノベーション」という伝統的枠組みに対し、それとは異なる視座として「ユーザー起点のイノベーション」が提起されたことを端緒に、ユーザー・イノベーション研究は発展してきた。近年では、その対象、手法、成果の観点から、研究の射程が大きく拡張している。たとえば、イノベーションを起こすユーザーの範囲は、企業外部の先進的なユーザーにとどまらず、企業内部における従業員でありつつ、自社分野の製品を日常的に利用する先進的なユーザーにまで広がっている。また、イノベーションの実現手法も、個人のスキルやコミュニティとの共創に加え、生成AIとの共創など、新たな技術環境を背景とした実践へと発展している。さらに、ユーザー・イノベーションの成果も、単に革新的な製品が開発されるだけでなく、ブランディングやプロモーションをはじめとするマーケティング活動全般にまで及んでいる。本セッションでは、こうしたユーザー・イノベーション研究の理論的な深化と適用領域の広がりに注目し、最新の研究成果を共有するとともに、今後の研究の方向性についても展望する。
【スケジュール】
13:30-13:35 解題「ユーザー・イノベーション研究の射程拡張:理論的深化と適用領域の広がり」
西川 英彦(法政大学)
13:35-14:15 報告(1)「複合的な共創情報の開示は、ユーザー発案製品の評価にどのような影響を与えるのか?」
岡田 庄生(法政大学)・西川英彦(法政大学)
14:15-14:35 質疑応答
14:40-15:20 報告(2)「企業内リードユーザー発案製品のラベル効果」
渡邉 裕也(株式会社ユナイテッドアローズ)・岡田庄生(法政大学)・西川英彦(法政大学)
15:20-15:40 質疑応答
15:50-16:30 報告(3)「ユーザーイノベーションを支援するツールキットとしての生成AI:その可能性と課題」
水野 学(日本大学)
16:30-16:50 質疑応答
【日時】
2025年6月21日(土)13:30-16:50
【場所】
同志社大学 今出川キャンパス 良心館 305教室 >キャンパスマップ
〒602-8580 京都市上京区今出川通り烏丸東入 >MAP
*京都市営地下鉄今出川駅1 番出口に直結します。良心館はキャンパスマップの23 番の建物です。
JR 京都駅から京都市営地下鉄(京都)に乗り換えて約10分、阪急烏丸駅から京都市営地下鉄(四条駅)に乗り換え約7分
【参加費】
無料
【定員】
先着30名
【応募締切】
2025年6月21日(土)
【主催】
日本商業学会 関西部会
【後援】
日本マーケティング学会 ユーザー・イノベーション研究会