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研究報告会レポート

第17回地域活性化マーケティング研究報告会レポート「地域経済分析システム(RESAS)を活用した糸島市の地域活性化の取り組み」

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テーマ:「地域経済分析システム(RESAS)を活用した糸島市の地域活性化の取り組み」
報告者:岡 祐輔 氏(福岡県 糸島市 秘書広報課)
日 程:2019年5月22日(水)19:00-20:45
場 所: 青山学院大学 青山キャンパス 17号館8階 大学院国際マネジメント研究科「青山ビジネススクール(ABS)」17803教室
 
【報告会レポート】
 福岡県糸島市役所の岡祐輔氏から、糸島市が取り組んでいる地域活性化の諸施策について、内閣府「地域経済分析システム(RESAS)」の活用による課題の分析、新たな動向の発見、そしてロジックからの(データに裏付けされた)地域資源の着眼と、地域価値への創造(価値の仕立て)、さらにその伝達や提供の工夫までご紹介いただきました。
 具体的には、地域経済データの分析により、地域活性化に向けて可能性・潜在力のある産業分野の特定を行い、その業界事業者の育成を図り、行政の役割・民間の役割を明確化し実効性のある推進に努めたこと、また高校生など若い人的資源の活用や、価値伝達の広報の工夫のある取り組みなどが詳細に報告されました。
 当日の研究会には地域行政の関係者をはじめ、研究者、地域で活性化に取り組む起業家などが九州や北海道からも多数参加され、岡氏のご報告に多くの新しい刺激を受け、専門分野や実践の観点からのディスカッションが活発に行われました。
 

写真左より、研究報告者の岡祐輔氏、会場の全体風景
 

写真左より、紹介された糸島市の地域ブランド「糸島産ふともずく」(写真出所:糸島市提供)、紹介された糸島市の地域ブランド「糸島産天然真鯛だし」(写真出所:糸島市役所公式ホームページ)
 
【報告会を終えて】
 今回の研究報告会は、まず、おかげさまで本リサーチプロジェクト始まって以来の多くの方の申込み、そして順調な申込み状況で、この分析システム活用や糸島市の地域活性化への関心の高さが強く伺えました。
 当日の岡氏のご報告では、分析システムの活用の定量分析のシャープさもすばらしく感銘を受けましたが、ご本人の柔らかな表情でありつつ、熱い意志を持って地域の関係者を巻き込んでいくお人柄に地域活性化の推進リーダーの本質があるように感じました。今後も着々と商品開発などのプロジェクトが進んでいますので、ますますの活性化を祈念しております。
 
(プロジェクトリーダー:宮副 謙司)

 
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