第15回デザイン思考研究報告会レポート「意味のイノベーションを理解する」 |
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テーマ:意味のイノベーションを理解する
講演者:安西 洋之 氏(モバイルクルーズ株式会社 代表取締役 / De-Tales ltd ディレクター)
クロストークセッション&質疑応答:「デザイン研究の可能性」
黒岩 健一郎(青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 教授)
吉橋 昭夫(多摩美術大学 美術学部 准教授)
小川 亮(株式会社プラグ 代表取締役)
福井 誠(武庫川女子大学 経営学部 教授)
横田 浩一(株式会社横田アソシエイツ 代表)
廣田 章光(近畿大学 経営学部 教授):進行
日 程:2022年4月25日(月)18:00-20:00
場 所:Zoomによるオンライン開催
【概要】
安西洋之氏(ロベルト・ベルガンティ(ストックホルム経済大学・ハーバードビジネススクール・ミラノ工科大学)著の『突破するデザイン』(2017年、日経BP社)の監訳者)から、以下の観点から「意味のイノベーション」の全体像について説明を頂いた。ベルガンティが考える2種類のイノベーションである①目的にたどり着く方法を変える、②目的そのものを変えるについて触れた後、意味のイノベーションのプロセスについて説明頂く。次に、内から外、3段階の批判を経て意味を創造する内容を解説頂く。その後、一人で考えることに関するリーダーシップ(構想)との関連、人間の尊厳、文化との関連についても説明を頂く。最後に、新刊『新・ラグジュアリー ――文化が生み出す経済 10の講義』(共著:クロスメディア・パブリッシング、2022年)の内容を踏まえて、意味のイノベーションとラグジュアリーとの関連についてもお話しを頂いた。
その後は、安西氏とデザイン思考研究会のメンバーとのクロストーク。さらに参加者の皆さんからのコメント質問を頂き、意味のイノベーションの理解と、デザイン思考との相異について議論が行われた。
(報告書作成:近畿大学 廣田 章光)