リサーチプロジェクト
研究報告会レポート

第13回ブランド＆コミュニケーション研究報告会（リアル・オンライン併用開催）　> 研究会の詳細はこちら
テーマ：デジタル時代に「ブランド」と「ブランド戦略」はどう変わるか？
日　程：2024年1月28日（日）15:00-17:00
場　所：上智大学 四谷キャンパス 6号館201教室
　　　　および Zoomによるオンライン
司　会：杉谷 陽子（上智大学 経済学部 教授）
報告者：青木 幸弘 氏（学習院大学 経済学部 教授）
　　　　菅野 佐織 氏（駒澤大学 経営学部 教授）
　　　　久保田 進彦 氏（青山学院大学 経営学部 教授）
　　　　高田 敦史 氏（A.T. Marketing Solution 代表）
　　　　田中 洋 氏（中央大学 名誉教授）
　　　　外川 拓 氏（上智大学 経済学部 准教授）
 
【報告会レポート】

田中洋編 2023年11月30日 有斐閣

　2023年11月に『デジタル時代のブランド戦略』（田中洋編 / 有斐閣）が上梓された。本研究会では、同書の編者および著者であるリサプロメンバー6名が登壇し、デジタル時代において「ブランド」の概念はどう変わっていくか、ブランド構築戦略はどのように時代の変化に適応していくべきかについて、様々な視点から論じた。
　前半では、6名の登壇者が各10分間、各章の執筆のねらいや読みどころについて紹介しながら、デジタル時代のブランド戦略について各々の視点からプレゼンテーションを行った。後半では、ラウンドテーブル方式で、フロアからの質問を受けつけ、登壇者と参加者との間でディスカッションを行った。近年、ブランディングをめぐって実務で生じている様々な変化はすべて「デジタル」に起因するものと整理してよいのか、「経験」に基づくブランディングが今後の新しいキーワードとなりえるのか、デジタル上のブランディングの限界はどこにあるか（アナログの戦略との組み合わせ）など、熱心かつ高度なディスカッションが交わされた。
　研究会はハイブリッド形式（リアル会場は上智大学、オンラインはZoom配信）で行われ、リアル・オンライン形式共に、たくさんの参加者を得て、盛会のうちに終了した。
 

写真左より田中洋名誉教授のプレゼンテーション、会場の様子
 
【文責： 杉谷 陽子（上智大学経済学部 教授）/ 写真撮影： 外川 拓（上智大学経済学部 准教授）/ 表紙画像提供： 有斐閣】