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研究報告会レポート

第9回オムニチャネル研究報告会レポート「スポーツブランドのブランドマネジメントとデジタル時代のオムニチャネルについて」

第9回オムニチャネル研究報告会(オンライン) > 研究会の詳細はこちら
 
テーマ:スポーツブランドのブランドマネジメントとデジタル時代のオムニチャネルについて
講 演:鈴木 健 氏(株式会社ニューバランスジャパン マーケティング部 ディレクター)
日 程:2025年2月5日(水)19:00-20:30
場 所:Zoomによるオンライン開催
 
【報告会レポート】
集合写真 これまで、小売業を中心に研究発表を行ってきたが、今回はニューバランスジャパン社の鈴木様を迎え、メーカーの視点からスポーツブランドのブランドマネジメントとデジタル時代のオムニチャネルについてご講演いただいた。
 鈴木様はマーケティング部門の立場から、デジタル化による変化について次のように説明された。従来は企業がメディアを通じて情報を発信していたが、現在は消費者が能動的に情報を検索する時代へと移行している。特にスマートフォンの普及がこの変化を加速させ、消費者が多様な情報にアクセスできる環境を形成している。オムニチャネルにおける課題としては、情報の移動とモノの移動をどのように適合させるかが挙げられる。この環境下でブランドが取るべき戦略として、ブランド価値を維持するために情報の過剰な拡散を避けることが重要である。一般的に、ブランド企業は情報を遮断し、モノの希少性を強調することで、ブランドの価値を維持する行動をとる。例えば、限定商品は広く普及させるのではなく、ブランドのコアなファンに向けて供給することが望ましい。このように、情報の拡散よりも、流通するモノを限定することでブランド価値を示す戦略が有効である。さらに、デジタル環境におけるブランドの課題について、“SHEIN”が全米で最も売れている状況を例に挙げ、デジタル環境下でのブランドの在り方について説明された。本講演を受け、会場では活発な意見交換が行われ、デジタル時代のスポーツブランドマネジメントに関する理解が一層深まる機会となった。
 
(文責:杉田 慎一郎)

 
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