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第4回フランチャイズ・システム研究報告会レポート「フランチャイズチェーンによる社会的課題への挑戦 - 持続可能な社会に向けて -」 |
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テーマ:フランチャイズチェーンによる社会的課題への挑戦 - 持続可能な社会に向けて -
日 程:2025年3月17日(月)13:00-16:00
場 所:拓殖大学 文京キャンパス 後藤新平・新渡戸稲造記念講堂 E101教室
【スケジュール】
13:00-13:05 開会の挨拶
鈴木 昭一(拓殖大学 学長)
13:05-13:10 趣旨説明
池田 真志(拓殖大学 商学部 教授 / フランチャイズビジネス研究センター長)
13:10-13:40 ハードオフ流 理念経営のフランチャイズシステム
山本 善政(株式会社ハードオフコーポレーション 代表取締役会長)
13:45-14:15 本部企業と加盟者の協働による社会的課題解決の取組み
齋藤 光(株式会社カーブスジャパン 常務執行役員 兼 戦略企画部長)
14:20-14:50 社会的課題解決に対するフランチャイズチェーンの可能性
桑木 崇行(一般社団法人 感動こども協会 理事)
15:05-15:55 パネルディスカッション
15:55-16:00 閉会の挨拶
【報告会レポート】
開催に先立ち、拓殖大学の鈴木昭一学長より、開会の挨拶が行われ、拓殖大学におけるフランチャイズビジネスの教育と研究の取り組みが説明された。次に、フランチャイズビジネス研究センター長の池田真志教授から、シンポジウムの趣旨説明が行われた。シンポジウムは3名の報告とパネルディスカッションにより行われた。

最初に、株式会社ハードオフコーポレーション代表取締役会長の山本善政氏からは、同社の歴史を振り返りながら、フランチャイズ・システムを活用してリユース事業を拡大してきた方法が報告された。特に、フランチャイザーとフランチャイジーとの経営理念の共有が重要であることが示された。
次に、株式会社カーブスジャパン常務執行役員の齋藤光氏からは、同社の地域社会への貢献活動に関する報告がなされ、地方行政の健康づくり政策の支援、地域医療機関との連携による医療課題解決支援、フードドライブ活動を事例に、フランチャイザーとフランチャイジーが協働して社会的課題解決に取り組む方法が報告された。カーブスフードドライブ活動においては、フードドライブの参加者、カーブスのコーチ、オーナー(加盟者)に、それぞれにメリットが生じていることが明らかにされた。
最後に、一般社団法人感動こども協会理事の桑木崇行氏からは、こども食堂の運営上の課題が示されたうえで、飲食店がこども食堂を実施することの可能性が示された。さらに、外食業だけではなく、小売業、サービス業のフランチャイズチェーンが、こども食堂の運営をサポートし、子ども食堂を広げる可能性があることが説明された。
その後、報告者3名にコメンテイター2名(拓殖大学商学部の田嶋規雄教授、田中敬幸准教授)を加えた5名によりパネルディスカッションが行われ、活発な意見交換がなされた。ディスカッションの中では、本部企業と加盟者が協働して社会課題の解決に取り組むためには、フランチャイズ加盟時に理念の共有が行われていることが重要であることが示唆された。
(文責:フランチャイズ・システム研究会リーダー 川端 基夫)

