マーケティング・
リサーチプロジェクト

フランチャイズ・システム研究会

【研究目的】
 日本のフランチャイズ・ビジネスの市場は約27兆円とされる規模を有し、日本人の消費生活にとって不可欠な存在となっている。また、各大学はこれまで多くの卒業者をフランチャイズ業界に送り込んできた。それにも関わらず、フランチャイズ・システムやフランチャイズ企業に対する研究は限定的なものにとどまってきており、大学におけるフランチャイズ関連科目もほとんど見られないのが実情である。研究が進展してこなかった要因の1つには、運営実態や各種データへのアクセスの困難さがあった。そこで、研究者と実務家(本部関係者、加盟者、弁護士、税理士、中小企業診断士、コンサルタント、業界団体)が連携し、フランチャイズ研究の活性化と量的拡大を目的として、本研究会を立ち上げる次第である。
 具体的には、以下の課題に取り組む。1)研究者と実務家の交流プラットホームの構築、2)学術的な研究の活性化、3)学術研究のブラッシュアップと新たな課題の発見、4)研究データへのアクセスの改善
 
【研究方法および研究計画】
 フランチャイズ研究者が検討・解明すべき課題(テーマ)は非常に多く存在する。例えば、フランチャイズ・システムの本質論、歴史的研究、本部=加盟者関係の組織論的検討、本部=加盟者関係の法律論的検討、加盟者の法人化問題、地域商業との関係、地方創生との関係、海外進出問題などである。
 そのため、年に4回開催する例会(報告会)において、各テーマに関連する報告を行って議論を深め、研究成果の増大につなげたい。具体的には、毎回、研究者と実務家の双方がテーマに関する報告・話題提供を行い、研究者と実務家がそれぞれの立場から意見を交わすことで、テーマに対する理解を深めるとともに、新たな研究課題の発見と既存研究のブラッシュアップをめざす。
 また、例会後には、研究者と実務家との交流会(懇親会)も開催し、研究者と本部・加盟者および専門家(弁護士・税理士、中小企業診断士、コンサルタントなど)のネットワークをつくり、研究者が実態調査やデータ入手を行いやすくする環境を整備すると共に、産学連携の基盤を形成する。
 
【研究期間】
2024年4月〜2025年3月
 
【リーダー】
川端 基夫 関西学院大学 商学部 教授
 
【企画運営メンバー】
東  伸一 青山学院大学 経営学部 教授
池田 真志 拓殖大学 商学部 教授
大日方良光 日本フランチャイズチェーン協会 専務理事
神田  孝 弁護士法人心斎橋パートナーズ
小本 恵照 駒澤大学 経営学部 教授
白石 秀壽 鳥取大学 地域学部 准教授
山岡 雄己 東京都中小企業診断士協会・フランチャイズ研究会 代表
 
【研究報告会の案内】
第1回 2024年5月11日(東京)
>「フランチャイズ研究の新たな課題」
川端基夫(関西学院大学)・白石秀壽(鳥取大学)・小本恵照(駒澤大学)・山岡雄己(東京都中小企業診断士協会 フランチャイズ研究会 代表)

 
 

 
Join us

会員情報変更や、領収書発行などが可能。

若手応援割
U24会費無料 &
U29会費半額
member