第1回ユーザー・コミュニティとオープン・メディア研究会(春のリサプロ祭り) |
第1回ユーザー・コミュニティとオープン・メディア研究報告会(春のリサプロ祭り)
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*学会員のみ参加いただけます。入会後、お申込みください。
テーマ:ユーザー・コミュニティと参加型プラットフォームが共創する「初音ミク」と「アイドル」たち
オープン・メディアをユーザー参加型プラットフォームとして活用して創発されてきた事例として、「初音ミク」を初めとするボーカロイド(ボカロ)コンテンツと、アイドルグループがある。報告では、ユーザー参加型プラットフォームにおけるユーザーの創作連鎖の分析からメディアごとの特質を明らかにし(第1部)、そのストリームがリアルな世界のアイドルグループの登場にもつながる事例を熱く紹介する(第2部)。
第1部 研究報告
「オープン・メディアにおける創作(生産)、流通、消費の特質―ボーカロイド・コンテンツのユーザー創作投稿行動のビッグデータ分析から―」
報告者:片野 浩一(明星大学 経営学部 教授)
【概要】
2007年に登場したボーカロイド・ソフトウェア「初音ミク」を使用したユーザーの創作連鎖を生み出すユーザー・コミュニティ(ピアプロ、ニコニコ動画、ユーチューブ)に注目し、それぞれのコミュニティから共創される創作ネットワークと成果について、マクロな流通視点をふまえて実証分析の結果を報告する。
第2部 ゲスト講演
「共創×熱狂×狂騒マーケティングの『現場』はいかに設計されているか: なぜそこにユーザーは参加し、没入するのか〜ニコニコ動画からAKB48まで」
報告者:濱野 智史(社会学者/評論家・rakumo株式会社リサーチャー・元アイドルプロデューサー)
【概要】
共創/熱狂マーケティングや、注目経済/経験経済などが注目されて久しいが、 なぜ、そこまで人々は何かにそこまで参加し、没入し、お金をつぎ込むのだろうか?重要なのは、その核となる「ユーザー体験(UX)」と、次々と没入していく「カスタマージャーニー(没入していくまでの道と段階)」が、いかに”設計”されているかにある。
濱野氏は、あくまで1人の「ユーザー/オタク」として、徹底的にニコニコ動画やアイドルといったバーチャル/リアルに関係なく、様々な「現場」に潜入し、自らそこに熱狂しながら参与観察・フィールドワークを行い、著作にまとめてきた。(『アーキテクチャの生態系』ちくま文庫、『前田敦子はキリストを超えた』ちくま新書)。
今回はその成果を、定性的な観点から濃縮して報告する。
日 時:2017年3月18日(土) 13:00-14:30(受付開始は12:45-)
*リサプロ祭り全体では、10:30-18:00になります。
詳細は、全体プログラムを確認のこと。
場 所:中央大学ビジネススクール(中央大学後楽園キャンパス 3号館 11階)31112教室 >MAP
東京都文京区春日1-13-27
東京メトロ後楽園駅 徒歩5分、都営地下鉄春日駅 徒歩5分
参加費:1,000円(どこかの研究会に参加申請すれば、全ての研究会に参加できますが、
参加費は申し込まれた研究会の資金となります)
定 員: 先着230名(リサプロ祭り全体の定員)
応募締切:2017年3月15日(水)
【お願い】
*当日は、サイト掲載の為会場の様子を撮影予定です。問題がある場合は、当日、プロジェクト企画運営メンバーにお伝えください。
*報告会は定員制であり、追加募集などの処理が煩雑になるため、キャンセルができないことをご了解ください。