リサーチプロジェクト
研究報告会の案内

リサーチプロジェクト第1回<ファッション・マーケティング研究会>

【研究報告会】
第1回<ファッション・マーケティング研究報告会>(東京)
 > 研究会の詳細はこちら
*学会員のみ参加いただけます。入会後、お申込みください。
 
テーマ:日本の繊維工業企業における新製品開発と新市場開拓に見る成長戦略
    ― コール天、ホームスパン、久留米絣を例に ―

報告者:篠原 航平(国際ファッション専門職大学 国際ファッション学部 ファッションビジネス学科 教授)
 
 経済産業省(2022)「2030年に向けた繊維産業の展望(繊維ビジョン)」によれば、日本の衣料品等の国内市場規模は、バブル期の1991年の15.3兆円をピークに減少を続け、コロナ禍を経て、2021年は8.6兆円にまで縮小しています。一方、日本の衣料品等の製造を担う繊維工業においては、アパレル市場の衣料品の輸入割合(輸入浸透率)が2022年には98.5%に達したにも関わらず、直近約20年間の製造品出荷額は若干の減少・横ばいを保っている状態です。
 しかしながら、日本市場に対して好調な海外市場への輸出総額は、他国と比較して大きな開きがあり(中国30.9兆円、ドイツは4.1兆円、イタリアは3.5兆円、日本0.8兆円)、その中でも堅調であった生地の輸出額の割合も減少傾向にあります。結果として、国内の事業所数は2005年に23,082拠点あったものが、2019年には10,586拠点にまで減少しました。
 日本の繊維産地は基本的に分業化で成り立っており、専門分野に特化した各事業者のたゆまぬ努力によって高品質かつ独特なモノづくりが可能ですが、その中の1工程が廃業等で欠けると、その産地全体のモノづくりが影響を受けるという危うさも持ち合わせています。
 今回の発表では、篠原氏が調査を行ってきた(行っている)静岡県天龍社産地のコール天(コーデュロイ)、岩手県のホームスパン、福岡県久留米産地の久留米絣の現況と、新製品開発・新市場開拓を通して成長戦略を描く事業者の取り組みに関して報告します。
 
【プロフィール】
篠原 航平 氏篠原 航平
大阪外国語大学大学院 言語社会研究科博士前期課程 地域言語社会専攻 修了。修士(言語文化学)。IFIビジネススクール マスターコース修了。中小企業診断士。Tokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門審査員(2019年度まで)、ジャパン・テキスタイル・コンテスト審査員、Fashion Designers Accelerator Tokyo審査員等も担当。
 
【日時】
2023年12月25日(月)19:00-20:30
 
【場所】
青山学院大学 青山キャンパス 17号館8階 大学院国際マネジメント研究科
「青山ビジネススクール(ABS)」17803教室
住所:東京都渋谷区渋谷4-4-25 >MAP
(JR山手線、東急線、京王井の頭線「渋谷駅」宮益坂方面の出口より徒歩約10分、地下鉄「表参道駅」B1出口より徒歩約5分)
 
【参加費】
1,000円
 
【定員】
先着20名
 
【応募締切】
2023年12月21日(木)
 
【注意事項】
*報告会は定員制であり、追加募集などの処理が煩雑になるため、キャンセルができないことをご了解ください。
*当日は、サイト掲載のため会場の様子を写真撮影予定です。問題がある場合は、当日、プロジェクトの企画運営メンバーにお伝えください。
 
参加申し込みはこちら

 
Join us

会員情報変更や、領収書発行などが可能。

若手応援割
U24会費無料 &
U29会費半額
member