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研究報告会の案内

リサーチプロジェクト第8回<ヘルスケアビジネス研究会>

【研究報告会】
第8回<ヘルスケアビジネス研究報告会>(オンライン)
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*学会員のみ参加いただけます。入会後、お申込みください。
 
テーマ:海外からデジタル医療の変化を学びマーケティング視点で考える
 
 日本でも医療DXを推進しようという動きが進んでいるが、真野が日本でのコミッティメンバーを務めるHIMSS(Healthcare Information and Management Systems Society)などの動きを見ても、まだまだの状況である。そこで今回は、2024年2月末に行われたシンガポール視察およびHIMSSとのMeetingを基に、医療の動きを報告し、マーケティング視点で考えてみたい。
 
 HIMSS:Healthcare Information and Management Systems Societyは、情報技術と管理システムを最大限に活用して、品質、安全性、費用対効果、アクセスの面で医療を改善することを目的としたアメリカの非営利団体。1961年に病院管理システム協会として設立された。現在10万人以上の会員、480の医療組織、650の医療関連企業が会員。
 
【プログラム】
橋本 悟 氏10:00-10:45:「Digital Marketing Innovation ― 医薬品・医療機器の製品マーケティングの新規ビジネスモデル ―」
橋本 悟 氏
株式会社テクロス 代表取締役 / 中央大学ビジネススクール 後期博士課程
米国の大学卒業後に外資系コンサルティング会社に入社し、ヘルスケア領域のリサーチアナリストを経て、1997年にジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社にて循環器領域の製品マーケティングを担当。その後は同業界の外資系企業で営業・マーケティング・開発などに携わり、2005年9月に株式会社テクロスを創業する。株式会社テクロスでは、循環器領域国内最大のニュースサイト(TCROSS NEWS)の配信、および学術集会・ライブデモンストレーションコースの企画・運営に加え、医薬品・医療機器企業の製品マーケティングのコンサルティングを行っている。
今日、国内におけるサードパーティ(医療系メディアサイト)を使った医薬品・医療機器のプロモーションの効果指標の基準がクリック数となり、各社がポイント制を導入したことで、視聴・閲覧者らが本当に視聴・閲覧したか定かではない。SNSでは、各サードパーティのポイントを増やすためのテクニックなどが紹介されており、「適切な医薬品・医療機器の情報提供」として始まったデジタルマーケティング活動の本来の目的が変化している。本講演では、この課題に対する解決策として、医薬品・医療機器のマーケティング活動の効果判定、顧客から見た製品のセグメンテーションおよび競合のポジショニング、そして、そこから定量及び定性的な観点による打ち手を策定することを可能にしたデジタルマーケティングの新しいモデルを紹介する。
 
植村 佳代 氏11:00-11:30:「シンガポールでの医療の変化とマーケティングへの示唆」
植村 佳代 氏
株式会社日本政策投資銀行 産業調査部産業調査ソリューション室 副調査役
日本開発銀行(現・株式会社日本政策投資銀行)入行後、調査部にてエネルギーやヘルスケア業界を担当。その後、業務企画部イノベーション推進室にて新規事業創出に携わり、2020年より現職。厚生労働省老健局参与(介護ロボット担当)、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)評価委員ほか。
 
11:30-12:00:「マーケティング視点でのDiscussion」
議論:植村 佳代 氏(同上)
   タッシル 恵子 氏(米国医療通訳&コーディネーター)
   真野 俊樹 氏(中央大学ビジネススクール(大学院戦略経営研究科) 教授)
 
タッシル 恵子 氏タッシル 恵子 氏
米国医療通訳&コーディネーター
HIMSS Japan事務局、カントリーマネージャー
カリフォルニア州サンディエゴ郊外に在住。米国連邦政府国家公務員、丸紅ロサンゼルス支店、日系銀行、カリフォルニア州の市庁舎勤務経験を経て、1990年にフリーランス同時通訳者となる。著名人の基調講演、国際会議、ITや医療を専門分野とし、米国を始め、日本、アジア、ヨーロッパ諸国の医療施設や学会、セミナー、手技研修、規制当局の査察と幅広い領域で通訳実績を持つ。認定医療通訳士。米国翻訳者協会会員。2003年にJi-Link LLCを設立し通訳業務、ならびにヘルスケア、テクノロジー分野ではコーディネーション、市場調査、執筆活動、また通訳者育成にも注力。AIとの共存を目指し、スタンフォード大学のHealthcare AI認定取得中。
 
真野 俊樹 氏真野 俊樹 氏
中央大学ビジネススクール(大学院戦略経営研究科) 教授
1987年名古屋大学医学部卒業 医師、医学博士、経済学博士、総合内科専門医、日本医師会認定産業医、MBA。 臨床医、製薬企業のマネジメントを経て、中央大学大学院戦略経営研究科教授 多摩大学大学院特任教授 厚生労働省独立行政法人評価に関する有識者会議WG構成員(座長)、高知県在宅医療推進懇談会委員、公益法人日本生産性本部日本版医療クオリティクラブ(JHQC)運営委員長など兼務 出版・講演も多く、医療・介護業界にマネジメントやイノベーションの視点で改革を考えている。
 
【日時】
2024年3月20日(水)10:00-12:00
 
【参加方法】
Zoom
 
【注意事項】
*報告会は定員制であり、追加募集などの処理が煩雑になるため、キャンセルができないことをご了解ください。
*本報告会は、ビデオ会議システムZoomを利用します。Wi-Fiにつながった、カメラ付きのパソコンやタブレット、スマートフォン等から、ご参加ください。
*すでにZoomアプリをインストールしている場合は、最新版にアップデートしてからご参加ください。
*視聴にあたっては、「イベント申し込み完了メール」のリンクからご参加ください。なお、参加にあたり、Zoomのアカウントは不要です。
*学会員向けの報告会のため、映像や音声の録音は禁止です。また、接続先のリンクを第三者に教えないでください。
*研究会側で、「ビデオの開始(映像オン)」、「音声ミュート」を初期設定しています。なお、ご自身の背景などカメラに映るものに著作権上の問題がないようにご注意ください。
*質問は、適時チャットにコメントください。質疑応答の時間に取り上げます。なお、全て対応できない場合はご容赦ください。
*当日は、サイト掲載のためZoomの様子を画面キャプチャする予定です。問題のある方は、「ビデオの停止(映像オフ)」にしてください。なお、前述した著作権上の問題はご注意ください。
*オンライン開催にあたり、運営側が不慣れなためのトラブルや、参加者のインターネット接続、映像・音声等のトラブルには対応できないことを、あらかじめご了解ください。
 
【参加費】
無料
 
【定員】
先着50名
 
【応募締切】
2024年3月15日(金)
 
【共催】
MQMA
 
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