リサーチプロジェクト
研究報告会の案内

リサーチプロジェクト第2回<生活世界マーケティング研究会>

【研究報告会】
第2回<生活世界マーケティング研究報告会>(東京)
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*学会員のみ参加いただけます。入会後、お申込みください。
 
テーマ:顧客理解を起点とした人材と組織の育成 ― パナソニックfoodableチームの実例を通して ―

  1. 研究会の趣旨と本報告会の目的
    小菅 竜介(研究会リーダー / 立命館大学大学院 経営管理研究科 教授)
  2. マーケティングに関わる人と組織の問題
    吉澤 飛鳥(研究会企画運営メンバー / 神戸学院大学 全学教育推進機構 特任講師)
    高橋 歩(研究会企画運営メンバー / LINEヤフー株式会社)
  3. 実践共有:パナソニックfoodableチームの挑戦
    岡村 真琴・水野 暢太・谷一 恵子・關 智子(パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 CX事業開発室)
  4. AI支援による質的調査の可能性
    中原 孝信(研究会企画運営メンバー / 専修大学 商学部 教授)
    橋本 光成(研究会企画運営メンバー / 富士フイルムソフトウエア株式会社)
  5. 質疑応答・ディスカッション
  6. 懇親タイム

 
 マーケティング人材を育成し、組織のマーケティングカルチャーを醸成するうえでは、顧客視点を共有することが欠かせません。生活世界マーケティング研究会では、顧客理解を深め、チーム全体でその視点を共有する手段として、質的調査に注目しています。質的調査は、単なる顧客理解の方法にとどまらず、チーム内の対話と学びを生み出し、組織全体で顧客視点を行動に落とし込む原動力となります。本報告会では、パナソニックが提供する家電と食材のサブスクリプションサービス「foodable(フーダブル)」のチームが実際に取り組んだ調査と、それを通じたチームの学びのプロセスを取り上げます。
 foodableチームは、顧客がなぜ、どのように同サービスを選び、愛用するようになったのか、その背景や価値観を理解するために、プロセスを可視化するTEA(複線径路等至性アプローチ)を活用した質的調査に取り組んでいます。顧客一人ひとりの文脈(N=1)を丁寧に理解することから始め、その過程で得られた発見をチーム内での対話を通じてさらに深めてきました。本報告会では、個人およびチームがどのように顧客視点を共有してきたのか、その変化と成果についてお話いただきます。
 さらに、AIが支援する顧客理解の可能性についても取り上げます。AIは単なる調査データの整理や分析の効率化にとどまりません。体系立ってインタビューデータに潜む新たな洞察を導き出し、より深い顧客理解を手助けする力を秘めています。この研究会では、LLM(大規模言語モデル)を活用したシステム開発を進めています。foodableチームの実際のインタビューデータを用いた検証から、顧客インサイトを効率的に抽出できる可能性について報告します。この知見を共有し、参加者のみなさまと共に、AIを通じた質的調査の革新とそれがマーケティングに及ぼすインパクトについて議論します。
 報告会終了後は、参加者同士で自由に意見交換を行う時間を設けています。ドリンクとスナックを交えながら、実務の課題や問題意識を共有し、新たなアイデアやコラボレーションが生まれる場となればと思います。
 
家電と食材のサブスクで新しい価値を創造するfoodable 顧客理解に挑むfoodableチーム
写真左より、家電と食材のサブスクで新しい価値を創造するfoodable、顧客理解に挑むfoodableチーム
 
【日時】
2025年2月19日(水)18:30-21:00(受付開始 18:15)
 
【場所】
みらいスペース市ヶ谷
住所:東京都千代田区九段南3-9-1 九段サザンビル B1F >MAP
*JR市ヶ谷駅より徒歩7分、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅より徒歩9分、東京メトロ東西線「九段下」駅徒歩10分
 
【参加費】
1,000円(ドリンク・スナック付き)
 
【定員】
先着35名
 
【応募締切】
2025年2月17日(月)
 
【注意事項】
*報告会は定員制であり、追加募集などの処理が煩雑になるため、キャンセルができないことをご了解ください。
*当日は、サイト掲載のため会場の様子を撮影予定です。問題のある方は、企画運営メンバーにお申し出ください。
 
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