第2回合同リサプロレポート「健康経営と企業理念や事業戦略との関係を考える」 |
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第2回合同リサプロ「第4回 健康経営ブランディング研究会」✕「第3回 健康アセット・マーケティング研究会」
(春のリサプロ祭り・オンライン)
テーマ:健康経営と企業理念や事業戦略との関係を考える
日時:2022年3月19日(土)16:30-18:00
場所:Zoomによるオンライン開催
【報告会レポート】
健康アセットマーケティング研究会と健康経営ブランディング研究会の共催企画の第二弾として開催した。ヘルスケアプロモーションと健康経営において企業による社会実装の取り組みを下記の構成で紹介し、パネルディスカッションや参加者ふまえた活発な質疑応答が行われた。
1. 企業の理念・パーパスと健康経営ブランディング
阿久津 聡 氏(一橋大学大学院 経営管理研究科 教授)
阿久津聡氏から企業の理念・パーパスの視点から考える健康経営の定義、生き生き働く理論背景、ブランディングの枠組みについてお話しをいただいた。
健康経営ブランディングの枠組みでも、外部評価の視点を入れることがとても大事になる。
2. ヘルスケアプロモーションと健康経営
西根 英一 氏(株式会社ヘルスケア・ビジネスナレッジ 代表取締役社長 / 事業構想大学院大学 特任教授 / 千葉商科大学 特命教授)
西根 英一氏からコロナを経たヘルスプロモーションと健康経営の系図と健康経営のマーケティングコミュニケーションの設計についても示唆をいただいた。健康経営のネクストステージでは、特に今後、職域から学域領域での健康経営の取り組みの展開が鍵になる。
3. パネルディスカッション
MC:阿久津 聡 氏(同上)
パネラー:西根 英一 氏(同上)
中見 真也 氏(神奈川大学 経営学部 国際経営学科 准教授)
浅野 健一郎 氏
(株式会社フジクラ健康社会研究所 代表取締役CEO / 一般社団法人 社会的健康戦略研究 代表理事)
新井 卓二 氏(山野美容芸術短期大学 教授)
政府の制度としての健康経営と実際に企業が制度を活用に際して、健康経営において企業が何をするべきかを見直す時期に来ている。
ブランディングの観点では、機能的価値、情緒的価値に社会的価値の3つのバランスを考えることが有用だが、健康経営の提供価値として、学域や社会課題としてどう解決できるかのつながりを考えていくのが大事である。特に職域から学域でヘルスリテラシーを高める試みが鍵になる。
2022年度も健康アセットマーケティング研究会と健康経営ブランディング研究会共に継続して研究を致します。引き続き健康経営、健康アセットマーケティング、企業ブランディングに興味を持つ多くの方々のご参加をお待ちしております。