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研究報告会レポート

第12回デザイン思考研究報告会レポート「デザイン思考の組織導入実態調査と考察」

#いまマーケティングができること

第12回デザイン思考研究報告会(春のリサプロ祭り・オンライン) > 研究会の詳細はこちら

テーマ:デザイン思考の組織導入実態調査と考察
報告テーマと報告者:

  1. デザインの企業経営への導入実態と課題
    吉橋 昭夫(多摩美術大学 美術学部 准教授)・小川 亮(株式会社プラグ 代表取締役)・黒岩 健一郎(青山学院大学大学院 教授)・廣田 章光(近畿大学 経営学部 教授)
  2. 「デザイン思考」の組織導入における浸透・定着組織と非浸透・定着組織間の違いは何か?-デザイン思考を組織導入するためにはどのような与件が必要か
    廣田 章光(同上)
  3. デザイン態度とディシジョン態度がイノベーションに与える影響
    黒岩 健一郎(同上)
  4. デザインとデザイン思考とブランドの関係について
    小川 亮(同上)
  5. デザイン思考の組織導入における課題と解決
    吉橋 昭夫(同上)・小川 亮(同上)・黒岩 健一郎(同上)・廣田 章光(同上)

 
日 程:2021年3月13日(土)13:00-14:30
場 所:Zoom使用によるオンライン開催
 
【研究報告】
 近年、企業経営における「デザイン」への関心が高まっている(経済産業省 2018)。経済産業省は、プラットフォーム型ビジネスモデルの国際主導の遅れを指摘し、産業の国際競争力向上の観点から、デザイン能力の経営への組織的活用の重要性を指摘している。我が国でも2000年後半からデザイン思考、サービスデザインなどのデザインの持つ力を組織的に活用可能な手法が紹介されている。しかし、その後10年が経過し、デザインへの関心の高まりはあるものの、企業へのデザイン能力の活用は一時点あるいは限られた部門に留まっている実態が存在する(ビビビット2018、特許庁2020)。そこで本研究会では、2020年8月~9月にかけ企業におけるデザイン能力活用の実態調査を行った。本報告では、この調査結果の報告と結果に基づく報告を行った。その上で、参加者と研究会メンバーとの意見交換を通じて、我が国企業へのデザイン能力の活用の課題を共有した。参加者からの調査データに関する質問や意見も活発に提示され、報告者にとっても有意義な場となるとともに、デザイン思考の組織導入創造性研究の関心の高さを再確認する場となった。
 
(報告書作成:近畿大学 廣田章光)

 
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