マーケティング・
リサーチプロジェクト

マーケティング教育研究会

【研究目的】
 マーケティングを教える際、これまでに座学・輪読という教科書をベースとしたものに加え、ケースメソッドが用いられてきた。これに対して昨今、多くの商学・経営学系の学部やゼミにおいてPBL型教育(産学連携型の商品企画やイベント運営)が増えている。PBL型教育の中にはそれ単体として正規講義として位置づけられるものもあり、中には実際に商品化されたりメディア露出が活発なものもある。一方、これらの活動は個々の教員の経験的ノウハウで進められていることが多く、学内・学部内での情報共有が行われている程度というのが実態である。
 そこで本研究会では、①マーケティング教育の在り方について議論し、②上記3つの教育手法の相違点や有効性の違いについて検討を重ね、③PBL教育教育のノウハウを共有し、④教育学の知見との架橋を行い、⑤マーケティング教育の理論化・体系化体系化を目的とする。補足的には、日本マーケティング学会という実務家と学者の架橋を目的とした学会において本研究会を立ち上げることにより、実務家からの意見やPBL教育の「場」を活性化させることも目的としている。
 
【研究方法および研究計画】
 上記目標①~③に対しては、学会構成員からの幅広い事例の収集を行う。これが本研究会の研究報告会のベースとなる。4ヶ月に一度程度、ゲストを招聘して実施したい。④と⑤に関しては、企画運営メンバーを中心とした研究組織を構成し、討議を行う。この成果が論文化や学会報告につながることが期待される。さらに、一定の事例収集や研究会参加者が揃った後には、大学ごと、ゼミごとに教育効果にまつわるランダム化比較試験(Randomized Controlled Trial: RCT)まで実施できるようにすることを理想としている。
 これらの活動を遂行するためには数年程度の研究期間が必要であり、学会リサーチプロジェクトとしての継続的活動が必要であると考えられる。
 
【研究期間】
2023年4月〜2025年3月
 
【リーダー】
坂田 隆文 中京大学 総合政策学部 教授
 
【企画運営メンバー】
古池 政裕 中部マーケティング協会 部長 
上野 篤志 株式会社博報堂プロダクツ プロデューサー
青谷 実知代 神戸松蔭女子学院大学 准教授
須賀 友嗣 株式会社U-TEAM 代表取締役
山本 奈央 名古屋市立大学 准教授
 
【研究報告会の案内】
次回開催日が決定次第、お知らせします。
 
【研究報告会レポート】
第1回 2024年1月15日
>「マーケティング人材の育て方、育ち方」
槇亮次氏(株式会社Mizkan マーケティング本部長)

 
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