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観光・地域マーケティング研究会

プロジェクトは2016年3月末で終了しています。

 
【研究目的】
 本研究の目的は、観光のビジネス的側面についての事例分析と実証分析を通じて、観光及び地域のマーケティングの理論化を試みることである。これまで観光を議論の対象としてきた研究分野は、経営学、商学、経済学、地理学、社会学、心理学、土木国学、都市工学、建築学と多岐にわたるが、本研究では、経営学(マネジメント研究)と商学(マーケティング研究)の接合を図り、経営学・商学としての学術的貢献を目指すとともに、実践的な示唆を求めることにする。最終的にはサプライサイドの視点を出発点として観光学の理論の体系化を目指すとともに政策提言を行う。

 

【研究方法および研究計画】
 上記の本研究の目的に則り、以下の3段階での研究ステップにより計画を進める。第1段階では研究会を開催し、産官学の観光関係者からの発表・ヒアリングにより観光関連産業や観光まちづくりで成功しているとされる事例研究を行う。第2段階では事例研究に基づき観光・地域マーケティングのモデル化を行い、実証分析によってその妥当性を検討する。最後に第3段階で、得られた知見について産官学の観光関係者と意見交換し理論の体系化を試みると同時に、出版等を試み国内外に発信し政策提言をまとめる。

 

【研究期間】

2012年11月~2016年3月

 

【リーダー】

高橋 一夫 近畿大学経営学部教授

 

【企画運営メンバー】
古川 一郎 一橋大学大学院商学研究科教授
柏木 千春  流通科学大学サービス産業学部教授
小里 貴宏 JTB総合研究所 取締役コンサルティング事業部長
家長 千恵子 株式会社JTBコーポレートセールス 営業推進本部 教育事業推進局産学官連携担当 マネージャー  
大和 里美 奈良県立大学地域創造学部准教授
田中 祥司 神戸夙川学院大学観光文化学部専任講師

 

【研究報告会レポート】
第8回 2015年10月2日
> 高橋 一夫(近畿大学 経営学部 教授)「欧米のDMOにみる観光地経営のあり方-日本版DMOの要件を紐解く」
井坂晋氏(広島銀行法人営業部観光関連担当、シニアマネージャー、瀬戸内DMO事業化支援組織推進室 事務局長)・村木智裕氏(広島県商工労働局 海の道プロジェクトチーム(瀬戸内ブランド推進連合事務局)主査)「瀬戸内ブランド推進体制について-瀬戸内DMOの推進構想-」

 
第7回 2015年2月10日
> 彦田和詳氏(社団法人ニッポニア・ニッポン 代表理事)「物語で発信する地域の魅力」
高橋一夫氏(近畿大学 経営学部 教授)・藤野公孝氏(流通経済大学 社会学部 教授)・遠藤雅彦氏(東京都労働委員会 事務局長)「CSV観光ビジネス」

 
第6回 2014年2月27日
> 早田圭介氏(株式会社YOKAROバス 前代表取締役)「観光インフラとしてのバス事業戦略」
大脇聡氏(NPO法人「てほへ」副理事長)「Iターンによるまちづくり/総務大臣賞を受賞した取り組み」

 
第5回 2013年8月16日
> 林賢司氏(Founding Base 共同代表)「自治体インターンシップによるまちづくり」
亀山安之氏(川崎市観光協会 観光推進部長) 「川崎市/夜景ツアーへの取り組み」

 

第4回 2013年6月21日
> 阿部眞久氏(NPO法人ワインクラスター北海道 代表理事)「北海道におけるワインツーリズムの取り組み」
小高直弘氏(株式会社観光販売システムズ代表取締役社長)「地域の観光商品発掘と流通への貢献」

 

第3回 2013年3月1日
> 佐伯和典氏(熊本県東京事務所長)「売るキャラ、くまモンの戦略-大阪でのブレイクから今まで-」

 

第2回 2013年1月22日
> 松矢康彦氏(株式会社大丸松坂屋百貨店 本社営業企画室関西営業推進部長)「大丸の訪日客誘致の取り組み」

 

第1回 2012年12月14日
> 増田成樹氏(株式会社M&Mサービス代表取締役社長)「観光分野における資産活用型ビジネスへの取り組み」

 

 
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