ニューロ・サイエンスの流通マーケティング活用研究会 |
【研究目的】
SNSデータ、IoTデータ、ID-POSデータなどのビッグデータが結合され、あらたなマーケティング情報が入手可能な時代になってきた。この結合データはレコメンデーションやダイナミックプライシングなどAIを駆使したマーケティング手法などに活用されその効果をあげている。Amazonや楽天などのネット通販の成長はその典型的なケースである。しかしながら、DXだけで「顧客の心」をつかむことはできないと考えられる。例えば、ネット通販の成長にともない、既存のリアル店舗は「顧客の心」をつかむためにより感動的な楽しい体験を提供する店づくりや売場づくり、商品づくりが必要になってきている。感動的な楽しい体験とはどのような感情か?従来の調査方法に加えてニューロ・サイエンスの手法を加えることで、感動的、楽しいといった購買の気持ち(意思決定プロセス)が明らかになると思われる。本リサーチプロジェクトは、ニューロ・サイエンスの流通・マーケティング(商品開発、コミュニケーション、売場開発、プライシングなど)への活用について研究する。
【研究方法および研究計画】
<研究方法>
- ニューロ・サイエンスの研究者やニューロサイエンスを使用したリサーチャーおよびニューロサイエンスを活用している実務家などから報告
- EEGを使用して買い物客の感情測定の実証
- EEGを活用したネットショッピングの感情測定
<研究計画>
2024年度は、10月と3月の報告会を予定している。
【研究期間】
2020年4月〜2025年3月
【リーダー】
中村 博 中央大学 教授
【企画運営メンバー】
田中 洋 中央大学 名誉教授
杉本 ゆかり 跡見学園女子大学 非常勤講師
鈴木 一正 東京家政学院大学 非常勤講師
吉井 健 大妻女子大学 教授
飯塚 洋平 イトーヨーカ堂 商品部マネージャー
渡邊 将介 日建リース 次長
【研究報告会の案内】
【研究報告会レポート】
第4回 2024年3月29日(東京)
> 「顧客接点とブランドの定着化 ― ニューロサイエンスの視点から ―」
杉本ゆかり氏(跡見学園女子大学 兼任講師)・中村博氏(中央大学 戦略経営研究科 教授)
第3回 2023年3月18日(オンライン)
> 「ブレインテックの現状とニューロ・サイエンスのマーケティング活用」
長谷川清氏(株式会社NeU 代表取締役 CEO)・杉本ゆかり氏(跡見学園女子大学 兼任講師)・中村博氏(中央大学 戦略経営研究科 教授)
第2回 2022年3月19日(オンライン)
> 「買い物客のインサイト ー ニューロサイエンスのアプローチ ー」
杉本ゆかり氏(跡見学園女子大学 兼任講師)・中村博氏(中央大学 戦略経営研究科 教授)
第1回 2020年9月28日(オンライン)
> 「ニューロサイエンスの流通・マーケティングへの活用」
田中洋氏(中央大学大学院 戦略経営研究科 教授)・木幡容子氏(株式会社電通サイエンスジャム 取締役)・中村博氏(中央大学大学院 戦略経営研究科 教授)・杉本ゆかり氏(跡見学園女子大学 兼任講師)