デジタルトランスフォーメーション研究会 |
【研究目的】
デジタルテクノロジーが発展し、デジタルビジネスに軸を置く企業が時価総額上位ランキングの上位を占める一方、スイスIMDの世界デジタル競争力ランキングに見られるように、日本でのデジタル対応には様々な課題が挙げられている。
本研究会ではマーケティング観点で、マーケティングテクノロジーや5Gなどの様々なデジタルテクノロジーによる新たな機会と企業による活用に向けて、論点の整理と理論化、そして実務面での示唆を明らかにしていくことを目指していく。
【研究方法および研究計画】
2023年度は、『季刊マーケティング・ジャーナル』第41巻第3号(2022)に掲載された「デジタル・トランスフォーメーションのダイナミック・プロセスモデル」をベースとして、その深耕を進める。具体的には、論文で提示されたモデル以外の、企業買収など新しいモデルの可能性を中心に、企業におけるデジタル・トランスフォーメーションのプロセス、その際に必要なケイパビリティ、成功要因などについて、企業へのインタビューやサーベイを実施して、明らかにしていく。また2022年度に続き、研究の成果は春のリサプロ祭りでの報告を行う。
【研究期間】
2020年4月〜2024年3月
【リーダー】
藤川 佳則 一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 准教授
【企画運営メンバー】
近藤 公彦 小樽商科大学 大学院商学研究科 教授
大川 英恵 株式会社ミスミ ID企業体マーケティング推進室ジェネラルマネジャー
堀内 健后 トレジャーデータ株式会社 取締役
今井 紀夫 阪南大学 経営情報学部 専任講師
【研究報告会の案内】
【研究報告会レポート】
第3回 2023年3月18日(春のリサプロ祭り・オンライン)
> 「デジタル・トランスフォーメーションのパスと求められるケイパビリティ」
藤川佳則氏(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 准教授)・今井紀夫氏(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 博士後期課程)
第2回 2022年3月19日(春のリサプロ祭り・オンライン)
> 「デジタル・トランスフォーメーションの理論と実践 ― パイオニアの事例を通じて ―」
石戸亮氏(パイオニア株式会社 モビリティサービスカンパニー CCO & CMO)・藤川佳則氏(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 准教授 兼 イェール大学経営大学院 客員准教授)・今井紀夫氏(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 博士後期課程)
第1回 2021年3月13日(春のリサプロ祭り・オンライン)
> 「デジタル・トランスフォーメーションのプロセス・モデル構築に向けて」
近藤公彦(小樽商科大学 大学院商学研究科 教授)・藤川佳則(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 准教授 兼 イェール大学経営大学院 客員准教授)・今井紀夫(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 博士後期課程)