デジタルトランスフォーメーション研究会 |
【研究目的】
デジタルテクノロジーが発展し、デジタルビジネスに軸を置く企業が時価総額上位ランキングの上位を占める一方、スイスIMDの世界デジタル競争力ランキングに見られるように、日本でのデジタル対応には様々な課題が挙げられている。
本研究会ではマーケティング観点で、マーケティングテクノロジーや5Gなどの様々なデジタルテクノロジーによる新たな機会と企業による活用に向けて、論点の整理と理論化、そして実務面での示唆を明らかにしていくことを目指していく。
【研究方法および研究計画】
従来から存在するプラットフォームをベースとしたビジネスモデルと、近年のデジタル・プラットフォームとの違いの1つとして、データやAIの活用が挙げられる。一方でIMDの世界デジタル競争力レポートでは日本のビッグデータやアナリティクスの活用は調査対象67カ国中64位とされているように、日本企業はこの領域で苦戦している。
そこで、マーケティング領域におけるデータやAIなどの企業における活用の現状をインタビューや調査により把握すると共に、先行研究のレビューからデータやAI利活用のポイントを整理し、企業におけるデータやAIの利活用の課題と対応を明らかにしていく。
【研究期間】
2020年4月〜2026年3月
【リーダー】
今井 紀夫 阪南大学 経営学部 専任講師
【企画運営メンバー】
藤川 佳則 一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 教授
近藤 公彦 北海道武蔵女子大学 経営学部 教授
大川 英恵 株式会社ミスミ IDマーケティング推進室ジェネラルマネジャー
堀内 健后 カーバイトベンチャーズ ゼネラル・パートナー
【研究報告会の案内】
【研究報告会レポート】
第5回 2025年3月24日(オンライン)
>「デジタル化で変わるもの、変わりにくいもの、変わらないもの ― 救急医療DXを題材にして ―」
福島直央氏(ファストドクター株式会社 執行役員/VP of Public Policy 公共政策・地域医療・広報担当)
第4回 2024年3月19日(リアル・オンライン併用開催)
>「関係性の拡張から考えるマーケティングとDX」
今井紀夫氏(阪南大学 経営情報学部 専任講師)・吉岡(小林)徹氏(一橋大学 経営管理研究科 経営管理専攻 講師)
第3回 2023年3月18日(春のリサプロ祭り・オンライン)
> 「デジタル・トランスフォーメーションのパスと求められるケイパビリティ」
藤川佳則氏(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 准教授)・今井紀夫氏(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 博士後期課程)
第2回 2022年3月19日(春のリサプロ祭り・オンライン)
> 「デジタル・トランスフォーメーションの理論と実践 ― パイオニアの事例を通じて ―」
石戸亮氏(パイオニア株式会社 モビリティサービスカンパニー CCO & CMO)・藤川佳則氏(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 准教授 兼 イェール大学経営大学院 客員准教授)・今井紀夫氏(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 博士後期課程)
第1回 2021年3月13日(春のリサプロ祭り・オンライン)
> 「デジタル・トランスフォーメーションのプロセス・モデル構築に向けて」
近藤公彦(小樽商科大学 大学院商学研究科 教授)・藤川佳則(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 准教授 兼 イェール大学経営大学院 客員准教授)・今井紀夫(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 博士後期課程)