マーケティング・
リサーチプロジェクト

ブランド&コミュニケーション研究会

【研究目的】
 本研究会では、現代のマーケティングにおける中心課題のひとつである、ブランドをテーマに扱う。ブランド研究は今日幅広い領域においてさまざまな研究者・実務家によって担われている。本プロジェクトの大きな目的は①諸研究の統合化と②実践に向けた一般化、さらに③新たな研究課題の発見にある。つまり、これまでブランドについて我々は何をわかっているか、それをどのように応用できるのか、また、これから何がわかることが必要か、という視点である。例えば、「ブランド拡張」の問題はこれまでにも多くの研究者によって研究が行われてきた。実務の現場ではどのようにブランド拡張の意思決定が行われているのかを検証することによって、研究と実際とのギャップを発見するような作業がイメージできる。またブランドコミュニケーション視点もプロジェクトの中で重視することで研究よりも実践の方が進んでいる感のあるコミュニケーション現場の知識を研究に導入することも意図している。さらにマーケティング・リサーチや知財も研究活動の視野に入れて、より領域横断的な研究成果を追求する。

 

【研究方法および研究計画】
 毎回の研究会では、原則として、各課題領域での研究者と実務家を両方招待して、研究報告とケース報告を行った後で討議を行う。各回において特定の研究テーマを設定して、そのテーマについての研究レビュー、実務からの事例報告、まとめ、という流れに基づいて進行する。想定できる研究テーマの例として、①ブランドリレーションシップ、②ブランドコミュニケーション、③ブランドアイデンティティ、④知財としてのブランド、⑤マーケティング・リサーチとブランド、など。ただし扱うテーマはこれらに限られるわけではない。研究方法としては、経験的・実証的方法論、インタビュー・観察など定性的・解釈的方法論、事例、理論的考究など、複数の方法を併用する。研究アウトプットとして、2014年11月にオリジナルメンバー+招待メンバー12名で『ブランド戦略全書』(有斐閣)を発刊し、本書で日本におけるブランド研究の現状と進展をまとめることができた。2015年度は、デジタルコミュニケーションとイノベーションをテーマとして研究会を実施した。2016年度も、ブランド戦略に関す
る研究会を開催するとともに、次の出版活動を計画する予定である。

 

【研究期間】
2012年11月〜2019年3月

 

【リーダー】
久保田 進彦 青山学院大学 経営学部 教授

 

【企画運営メンバー】
青木 幸弘 学習院大学 経済学部 教授
赤松 直樹 千葉商科大学 政策情報学部 助教
阿久津 聡 一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授
足立  勝 ニューヨーク州弁護士,早稲田大学 知的財産法制研究所 招聘研究員
上田 雅夫 早稲田大学大学院 創造理工学研究科 教授
小林  哲 大阪市立大学大学院 経営学研究科 准教授
杉谷 陽子 上智大学経済学部 准教授
陶山 計介 関西大学 商学部 教授
徐  誠敏(そ・そんみん) 名古屋経済大学 経営学部 准教授,静岡産業大学 情報学部 非常勤講師、企業ブランド・マネジメント戦略論の研究室代表
田中  洋 中央大学大学院戦略経営研究科 教授
萩原 雅之 トランスコスモス・アナリティクス株式会社 取締役副社長、マクロミル総合研究所所長、青山学院大学大学院・早稲田大学大学院・多摩大学大学院 客員教授・講師
本庄 加代子 東洋学園大学 現代経営学部 専任講師
松下 光司 中央大学大学院 戦略経営研究科 教授
余田 拓郎 慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 教授

 

【研究報告会の案内】
第5回 2018年3月17日(春のリサプロ祭り)
> 「ブランド戦略の新しい枠組みを求めて」田中洋(中央大学ビジネススクール 教授)・阿久津聡(一橋大学大学院 教授)・森一彦(関西学院大学大学院 教授)・杉谷陽子(上智大学 准教授)・足立光(マクドナルドCMO)
 
【研究報告会レポート】
第4回 2017年3月18日(春のリサプロ祭り)
> 「ラグジュアリーブランドのパラドックスとその解決」
田中洋(中央大学ビジネススクール)、高田敦史(A.T. Marketing Solution代表、元トヨタ自動車)、 多久和肇(ベルスタッフ・ジャパンCEO)

 
第3回 2016年3月15日
> 「ブランドとイノベーション ~イノベーションからブランドはどのように生まれるのか?~」
玉田俊平太氏(関西学院大学 経営戦略研究科 副研究科長・教授)

 
第2回 2015年2月17日
> 「ブランド・リレーションシップ戦略」(ブランド戦略全書シリーズ第一回)
久保田進彦氏(青山学院大学 経営学部 教授)

 
第1回 2013年2月2日
> 「ブランドの新しい研究アジェンダ~何について考えるべきか 」

 
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