マーケティング・
リサーチプロジェクト

サステナブル・マーケティング研究会

【研究目的】
 サステナビリティな消費者へ向け、特にグローバル企業を中心とした対応は、脱炭素社会に向け、気候変動対策を中心に、急進することが予想される。その背景には、国連による世界各国を巻き込んだSDGsや気候変動問題解決のためのパリ協定の採択、ESG投資による金融機関の変化、企業における環境技術の向上に加えて、日本政府による2050年のカーボンニュートラル宣言が挙げられる。
 一方で、特に日本は、消費者を巻き込んだ社会システムの改革が遅れている。本研究会では、先進的な消費者の質的調査を行うことで、生活者を巻き込んだ社会システムの構築を提言していく。
 
【研究方法および研究計画】
<2019年>
 サステナブル・マーケティングと財務パフォーマンスの関係性においては、ESG投資とパフォーマンスが高いことなどが徐々に証明されてきている。そこで企業ではIRを中心に統合報告書などが作成されているが、消費者市場向けと投資家向けのメッセージや活動が組織的に分断されているものも多い。
一方、新たなステイクホルダーであるミレニアル世代は、従来のマスメディアや企業サイトではなく、SNSを通じて個々のストーリーを読んでいるのであり、個と個をつなげるサイトデザインがある企業に自然と引き込まれている。
 消費者市場も投資家市場においても、これをつなぐのがトップからの一貫した企業姿勢としてのPurpose発信が重要である。これを根拠にしながら、各部署・各個人がどのようなメッセージを伝えていくか。このコミュニケーション・デザインおよび組織体制のあり方を今年度は追求する。

 

【研究期間】
2018年4月〜2023年3月

 

【リーダー】
青木 茂樹 駒澤大学 経営学部 教授

 

【企画運営メンバー】
江戸 克栄 県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授
原   裕 株式会社 メンバーズ 執行役員
萩谷 衞厚 株式会社 メンバーズ プロデューサー
砂川 和雅 Casley Deep Innovations株式会社 代表取締役社長
黒岩 佳加 Casley Deep Innovations株式会社
加藤  佑 ハーチ株式会社 代表取締役
 

【研究報告会の案内】
第6回 2023年3月18日(春のリサプロ祭り・オンライン)
>「サステナブル・マーケティングは、通常のマーケティングとは何が違うのか ― 実践者と理論家との対話を超えて ―」
萩谷衞厚(株式会社メンバーズ EMC推進室)・高島太士(一般社団法人 NEWHERO 代表)・原裕(株式会社メンバーズ 執行役員)・砂川和雅(キャスレーコンサルティング株式会社 代表取締役)・黒岩佳加(キャスレーコンサルティング株式会社)・青木茂樹(駒澤大学 経営学部 市場戦略学科 教授)・北村暢廉(サントリーホールディングス株式会社 サステナビリティ経営推進本部 サステナビリティ推進部長)・江戸克栄(広島県立大学大学院 経営管理研究科 教授)

 
【研究報告会レポート】
第4回 2022年3月14日(オンライン)
> 「脱炭素時代の生活者意識の変化/社会課題解決型事業推進とマーケティング課題」
青木茂樹(駒澤大学 経営学部 教授)・萩谷衞厚(株式会社 メンバーズ プロデューサー、Social Good Company編集長)・砂川和雅(キャスレーコンサルティング株式会社 代表取締役CEO)

 
第3回 2020年7月31日(オンライン)
> 「Covid-19における企業対応の国際比較」
青木茂樹(駒澤大学 教授)・江戸克栄(広島県立大学 大学院 教授)・原裕(株式会社 メンバーズ 執行役員) ・加藤佑(ハーチ株式会社 代表取締役)・小山嚴也(関東学院大学 経営学部 教授)・三上諒子(キャスレーコンサルティング株式会社)

 
第2回 2019年6月21日
> 「ミレニアル世代の視点から考えるソーシャルグッドなPR・コミュニケーションデザイン」
富山 梨香(IDEAS FOR GOOD編集部)・宮木志穂(IDEAS FOR GOOD編集部)・青木茂樹(駒澤大学 教授、本研究会リーダー、IDEAS FOR GOOD編集部)・高島太士(APARTMENT代表・ドキュメンタリスト)・原裕(エンゲージメントファースト代表)・加藤佑(IDEAS FOR GOOD編集部)

 
第1回 2018年7月26日
> 「ブランド構築におけるサステナブルブランドの必要性」
青木茂樹(駒澤大学)・江戸克栄(県立広島大学)・高橋一朗(西武信用金庫 常務理事 法人推進部長)・原裕(エンゲージメント・ファースト)

 
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