マーケティング・
リサーチプロジェクト

ソロモン流消費者行動分析研究会

【研究目的】
 本研究会の目的は、解釈的、定性的な消費者行動分析のための理論枠組みを検討することにある。消費者行動は、購買だけでなく、使用や廃棄に至るまでの局面も含むものであるが、既存研究の多くは購買意思決定に焦点を絞っている。しかし、オタク消費や贈り物、買い物好き、ブランド好きといった具体的な消費者行動においては、購買・使用・廃棄のそれぞれにおいて、多様な意味が生みだされたり、共有されたりしている。こうした意味を深く解釈することは、理論的な要請のみならず、ブランド・マネジメントを始め実務的な需要が高い。実際、深層インタビュー、エスノグラフィー、フォーカス・グループ、MROCなどの定性的な調査手法を通じて、こうしたデータは分厚く蓄積されている。それにもかかわらず、方法のための理論枠組みの検討は不十分である。
 本研究会では、企画運営メンバーが取り組んできた研究を題材に、こうした未開拓の課題に取り組む。そのために昨年、解釈的な消費者行動分析について十分目配りがなされているという意味で、希有なテキストブックであるマイケル・ソロモンの大著『ソロモン消費者行動論』(丸善出版)の翻訳出版を実現した。また、研究会メンバーの梅津順江氏が『この1冊ですべてわかる 心理マーケティングの基本』(日本実業出版社)を出版した。さらに日本オリジナルの消費者行動論のテキストブック『1からの消費者行動』(碩学舎)を出版した。また、定性的マーケティング・リサーチの分野で評価が高い英書テキストブックの翻訳書『消費者理解のための定性的マーケティング・リサーチ』(碩学舎)も出版される予定である。
今年度の研究会では、こうしたテキストブックを、実務・研究の両方に活用し展開していく方策について、学会員の皆さんと議論をする研究会を開催する予定である。
【研究方法および研究計画】
 今年度は、翻訳書『消費者理解のための定性的マーケティング・リサーチ』を出版し、本書に関する研究会を開催する。また、『1からの消費者行動』を用いた模擬講義を研究会メンバーが実施することで、本研究会の成果を学会員に還元する。
 
【研究期間】
2014年4月〜2017年3月

 

【リーダー】
松井  剛 一橋大学 商学研究科 教授

 

【企画運営メンバー】
梅津 順江 株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長
大竹 光寿 明治学院大学 専任講師
北村 真琴 東京経済大学 准教授
鈴木 智子 京都大学 特任講師
西川 英彦 法政大学 教授
朴  宰佑 千葉商科大学 准教授
水越 康介 首都大学東京 准教授
石井 裕明 千葉商科大学 サービス創造学部 准教授
浦野 寛子 立正大学 経営学部 准教授
山本 奈央 名古屋市立大学大学院 経済学研究科 専任講師
 
【研究報告会の案内】
次回開催日が決定次第、お知らせします。
 
【研究報告会レポート】
第11回 2016年11月17日
> 大竹光寿(明治学院大学 経済学部 准教授)・松井剛(一橋大学大学院 商学研究科 教授)・西川英彦(法政大学 経営学部 教授) 連続模擬講義「『1からの消費者行動』を小石川ファミリーと学ぼう!」(第8回)
 
第10回 2016年10月13日
> 北村真琴(東京経済大学 経営学部 准教授)・大竹光寿(明治学院大学 経済学部 准教授) 連続模擬講義「『1からの消費者行動』を小石川ファミリーと学ぼう!」(第7回)
 
第9回 2016年9月21日
> 北村真琴(東京経済大学 経営学部 准教授)・石井裕明(成蹊大学 経済学部 准教授) 連続模擬講義「『1からの消費者行動』を小石川ファミリーと学ぼう!」(第6回)
 
第8回 2016年7月28日
> 水越 康介(首都大学東京大学院 社会科学研究科 准教授)・鈴木智子(京都大学大学院 経営管理研究部 特定准教授) 連続模擬講義「『1からの消費者行動』を小石川ファミリーと学ぼう!」(第5回)
 
第5回 2016年4月14日
> 山本奈央(名古屋市立大学大学院 経済学研究科 講師)・松井剛(一橋大学大学院 商学研究科 教授) 連続模擬講義「『1からの消費者行動』を小石川ファミリーと学ぼう!」(第2回)
 
第4回 2016年3月17日
> 松井剛(一橋大学大学院 商学研究科 教授)・朴宰佑(千葉商科大学大学院 商学研究科 准教授) 連続模擬講義「『1からの消費者行動』を小石川ファミリーと学ぼう!」(第1回)

 
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